岩見沢市 メープルロッジ

たびたび日記に登場していますが、年に何回か、岩見沢のメープルロッジというところへ遊びに行きます。 遊びに...と言っても、特に何をするというわけでも無く、ただ温泉に入ったりのんびりしたりして1日を過ごすだけなのですが、環境もよく、ロッジの雰囲気も素敵。料理も美味しくて、この1日は、夏のキャンプなどの小旅行とはまた違った、重要な意味を持っているように思います。 このあたりは美流渡(みると)温泉と呼ばれるところですが、特にメープルロッジのお風呂は、小ぶりながら北欧風のサウナを備えたお風呂で、何故かいつまでも浸かっていたいと感じる温泉でもあるので、ついつい長湯をしてしまいます。 新しくできた4人部屋は、素敵なリビングとベッドルームに24時間入れるプライベートサウナ付きで、ますます快適になりました。


即興曲第5番

1893年にシベリウスはルーネベルイの詩「嫉妬の夜々」につけて、ピアノ・トリオと歌と朗読という組み合わせでいくつかの曲を書いたそうですが、この『即興曲第5番』の原形もこの中にあります。 「突然、リュートのすべての弦が豊かに輝かしく鳴りわたり、女の声によってみたされた」 という詩が背景で、16分音符の細かい動きはリュートの響きを、全音符の旋律は女性の歌を表しているようです。 「私はこの曲を弾くたびに何故か「七夕」を想う。その素朴さ、哀しさ、星の降るような音型の故かもしれない。この曲を世界の各地で弾き続けているうちに、いつのまにかそれが私の生涯の調べになっていることに気がついた。それはもうシベリウスの音楽ではなくて、私が生まれる前から私の魂の中で響いており、河のように私の生涯を流れ続けていくのだろう。」 舘野 泉氏 ライナーノーツより ピアニストの舘野 泉先生の愛奏曲で、アイノラ山荘のシベリウスのピアノでも聴かせて頂きました。「いつも弾いているけど、やっぱり今日も弾きます」と、にっこり笑って演奏して下さいました。私自身は、いつもこの曲を先生が弾いて下さいますので?不思議なことに全く弾こうと思っていませんでした。それでも、フィンランドの楽譜やさんに行くと、やはりシベリウスの作品はすぐ目に付き、この作品5番の即興曲集を購入し、大事に持ち帰ってきました。シベリウスのちょっと怖い顔が表紙に描かれています。数年経って、ようやく弾いてみました。