2000 / 7/ 16
おっとびっくり! 噂には聞いていましたが 急な階段の登場です。 全部で520段以上あるんですって! 耳を澄ませば、微かに滝の音が聞こえます。 |
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ちょっとあぶなっかしげな私ですが、 これで、大丈夫なのでしょうか? |
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見えました! 歩くこと約15分 ようやく滝の上の部分が見えました。 ここから更に階段は続きます。 |
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無事到着 日本一の飛瀑を誇る 「賀老の滝」 美しく豪快なその姿は これから苦労して登る帰りの階段の事を 一瞬忘れさせてくれました。(^^; |
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"加藤冬樹さん" 彼はギターを持って オフロードバイクで旅をするという、 ちょっと変わった人です。 しかも?演歌ではなく、クラシックギター! キャンプ場でエチュードを練習しているというだけでも面白そうです。 そして、そして、更にすごい事に! この暑い中、500段もの階段を上り下りしているというのに なんと、ゴアテックスを着ているのです。 (後でわかったのですが、その下にはフリースまで!) 私は半袖でも汗びっしょりだっていうのに... 賀老の滝の展望台は思いの外狭く、3人掛けの椅子が あるだけなのですが、入れ替わり立ち替わり来る人を後目に どかっと座って持参したお弁当を食べているはじめさん 滝に見入っている私の他1名が彼でした。 偶然ここで話がはずんで、この後、名水!ドラゴンウォーターまで ご一緒する事になったのですが、 おかげさまで今回の小旅行が一層素敵なものになりました。 これから9月まで北海道を旅するのだそうで、 また、どこかでお会いするかもしれませんね。 |
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最後にもう一度 賀老の滝の全容をご覧下さい。 今日は、出だしちょっと雨がパラついてましたが 何故か、滝を見ている間だけは、良い天気でした。 (帰りのドライブは雨...) |
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おまけ 賀老の滝の後、ドラゴンウォーターというところへも 足を延ばしてみました。 舗装路を500mくらい、そこから沢づたいに200mくらい入ったところです。 炭酸水で体に良いというので行ってみたのですが... 賀老の滝の龍神伝説にちなんでの名前なのでしょう。 また、その名前で勝手に想像していた私もいけないのですが、 ちょっとした沢登りまでして行ったそこにあったのは 川縁の岩の窪みに、ぷつぷつと泡のようなものが 出ているだけ... 確かにそこだけ、鉄分が有ることを示す赤い色です。 しかも窪みのこちら側は、川の水が勢い良く流れています。 当然増水したら、ここは川水と混じる場所です。 結局エキノコックスが怖くて、呑めずじまいでした。 冬樹さんは飲んでましたが、大丈夫だったかしら? |
龍神伝説(島牧村のパンフレットより) |
藩主の命を受け、狩り場山付近一帯を探索していた家臣のひとり、小太郎という若者が手負いの子鹿を見つけました。小太郎が、かわいそうな子鹿を抱きかかえて賀老の滝付近にさしかかったとき、子鹿は水を欲しがってひと鳴きしました。小太郎は、両手に滝の水をすくい子鹿に飲ませ、手拭いをとると滝の水で子鹿の傷口を丁寧に拭き、包帯にして巻いてやりました。子鹿はにわかに元気を取り戻し、立ち上がりました。 「もうだめかと思ったのに、よかったね元気になって。強く生きるんだよ。また縁があったら会おう。」 子鹿はうれしそうに「キューン」と鳴いて、小太郎の後ろ姿をいるまでも見送っていました。その様子を賀老の滝の主、龍神がジーッと見ていたことは、小太郎が知るよしもありませんでした。 何年かが過ぎ、小太郎は金山奉行所を預かるまでになりました。幕府の税の取り立ては厳しく、このうえ金までも没収されてはと、藩主は思案したあげく、金をわからない場所に隠すように命じました。 もし、幕府にわかれば打ち首、小太郎は思案にくれました。隠し場所を探して賀老の滝まで来てしまった小太郎の前に、一頭の立派な鹿が現れました。澄んだ目には見覚えがありました。鹿は、その鼻先で賀老の滝の滝壺を指し示し、「キューン」と鳴きました。 「そこに隠すというのかい。でも、龍神がなんというかなぁ」 するとそのとき、雲の切れ間から龍神が姿を現しました。驚きのあまり、口もきけずにいる小太郎に向かい、龍神様は低い声で言いました。 「おまえのやさしい気持ちに応えたい。わしが守ってやろう。」 金は、密かに滝壺の中に埋められました。しかし幕府の手がまわり、滝壺が探索されることとなってしまいました。が、幕府のたちが滝壺に近づいたとき、暗雲が立ちこめ、イナズマが走り、鋭いキバを持った龍神が現れ大きく吠えると、もの凄い嵐が吹き荒れました。滝の水かさは増え、大洪水となって襲いかかり、龍神が滝を駆け登ると、仰天した皆は、命からがら一目散に逃げ出してしまいました。 以来、金を掘ろうとして、滝壺に近づくものは、ことごとく龍神様の怒りに触れ、誰一人としてその埋蔵金を手にすることはできませんでした。 金は、今も滝壺に埋められていると言わています。そして、誰からともなく、いつの日からか、この滝を「飛龍」賀老の滝と呼ぶようになりました。 |