2003 / 08/ 10-13

10日の夜に余市を出発して、ライスランド深川(道の駅)でP泊。
翌朝、旭川手前の神居古潭(かむいこたん)で、国道をそれ、以前「DAISUKI」という番組でTVに出たおばぁちゃんのお店に立ち寄ってみました。
プラムやビューティーという小さなプラム?など、旬の果物が袋に入って100円という安さ。
さっそく購入して、口の中へ。甘くておいし〜い。残りはクーラーバッグで冷やしながら、道中で食べる事にしました。
おばぁちゃんとTVの話をして、「これからもがんばってください」って声をかけたら、
「これ食べなさい」って、大きなトマトをひとつくれました。
おばぁちゃん、ありがとう!いつまでもお元気で!
朝食も食べずに、まっすぐ走ってきたので、神居古潭の景色の良いPに車を停め、椅子とテーブルを出して簡単な食事をしました。コーヒーと、それからプラムも。
旭川を抜け、北見峠を通って、道の駅「丸瀬布」へ。日本のピアノのほとんどの材料がここの木を使っているとか。
小さなピアノの形をしたワインケースの前に座って、へぇってしみじみと眺めてしまいました。私のピアノも、ここの木を使っているのかしら?
写真には写っていませんが、中央には私のピアノと同じヤマハのグランドピアノC7が置いてあります。 自動演奏ですが、木をふんだんに使われたホールで聴くピアノは、とても柔らかくて暖かい音がしました。
写真もOKな店内には、沢山のアクセサリーなどの木工品が置かれ、美術館のようでもありました。
丸瀬布の道の駅で仕入れた情報によれば、遠軽に地ビールのお店があるという事でしたので、進路を遠軽へ取りました。
遠軽には、太陽の丘えんがる公園というのがあり、立ち寄ってみると、かなり広大な公園に綺麗にお花が咲いていました。
閉園ぎりぎりで時間がなく、慌てて撮った写真は、お花は写っていなくて寂しいですが、広い公園という事はおわかりいただけるでしょうか...
遠軽の地ビールのお店は、かなりわかりづらいところにあって、ようやく辿り着いたら、お休みでした。
お盆時期くらいやっててぇと心の中で叫びましたが、そのまま黄昏ていても仕方ないので、サロマ湖の黄昏を見に行きました。
写真は、サロマ湖の道の駅の上にある悠林館の駐車場から写したものです。道の駅からはサロマ湖は、ほとんど見えませんが、ここへ行く途中にも、ずーっと海のようなサロマ湖が見えていて、綺麗でした。

この日は、サロマ湖でP泊とも考えたのですが、翌日のことを考えて、小清水まで行く事にしました。
小清水の道の駅で朝を迎え、来運神社というところへ行くことにしました。ここは美味しい水が汲めるそうです。また、来運という名前から、ここの水を飲むと幸運に恵まれるということで、結構遠くからも水を汲みに来る人が居るとの事です。
中斜里の駅から、5kmほど奥へ入っていくと、公園のような所があり、そこが神社の入り口でした。水は勢い良く流れ水車を回しています。その手前には、樋が作られています。樋はどこにもつながっていないのですが、不思議な事に水がどんどん流れています。きっと樋の足の部分から水が上に上がってくるのでしょう。さらに面白い事にこの樋は2層になっているらしく、上は水が流れ、下は穴があいていてその下にコップやペットボトルを置くと、水が汲めるようになっています。
北海道はエキノコックスなどの心配があるので、このような不思議な樋になっているのかなぁと思いました。勢いよく回っている水車は、樋に水を送る動力になっているのかもしれませんね。
なんて事をぼーっと考えながら、はじめさんは、いつまでもいつまでも、水の流れを見ているのでした。
ペットボトルに5本分ほど水を汲んだ後は、一路知床へ。
有名ながらも、一度も見たことが無い、オシンコシンの滝へ。
がけ崩れの危険があるとかで、駐車場から階段を数段上ったところで、立ち入り禁止のロープが張ってあるため、駐車場から眺めるしかありませんでしたが、幅広く美しい滝でした。
人や車が沢山で、あまりあずましくはありませんでしたが...

オシンコシンの滝を出たあたりから、雨が降ってきて、霧も出てきて、なんだか怪しい天気になってきました。
きっとどこかへつく頃には、晴れるだろうと、根拠の無い楽観主義で走っていると、知床ネイチャーセンターへ到着。とても混雑している駐車場なのに、かなり良い位置に一箇所空きを発見。ラッキーでした。
道を走っているとそれほど混んでいないように思うのですが、こういうところへ来ると、人でごったがえしているのにはびっくりします。
ネイチャーランドの裏手からは、フレペの滝(乙女の涙)を見に行く遊歩道が伸びています。片道約1km、往復約40分の道のりとの事です。
まだ、雨はぱらついていましたが、雨足はかなり弱まっていたので、傘をさして歩いていく事にしました。
途中ちょっとした坂があったりして少し大変でしたが、目の前を野生の鹿が横切ったり、美しい鳥の鳴き声を聞いたりと楽しい道のりでした。
霧もかかっていて、滝は見れないかもしれないと思いながら歩いていくと、案の定あと数十メートルというところになっても、滝らしきものは見えません。
残念に思いながら、「フレペの滝」と書いてある看板の前まできて、びっくり!足元に大きな崖が広がっていて、その途中から滝が流れ落ちているではないですか。そして、たくさんのオオセグロカモメが賑やかに鳴いていました。ここへ来ないと聞こえないのが不思議です。
がけには、赤や青の花も咲いていて、とっても美しい景色でした。
しばらく眺めた後、来た道を戻り、ネイチャーセンターへ向かいました。
歩きながら、ふと、”子鹿のバンビ”の歌を歌おうと思ったのですが、「こじ〜かの〜ばんび〜」あたりで、メロディーが「しれ〜とこ〜の みさきに〜」と混ざってしまい、妙にマイナーなバンビの歌になってしまいます。あれっ!?そうそう、ここは熊の生息地でも知られていますよね。熊の事について書かれてある看板もたくさんあって怖かったのに、はじめさんは「ある〜ひ、森の中」なんて歌いだすのです。本当に出逢ったらどうするの!
ネイチャーランドを出ると、また天気の状態が悪くなり、知床横断道路は、霧でかなり視界が悪かったです。
路肩には自転車の人も沢山いて、こわごわと羅臼へ抜けました。標高が下がるに従って霧も晴れ、羅臼では、以前にたまたま入ってその美味しさと安さにびっくりしたパン屋さんを探しながら走りました。運良くパン屋さんもみつかって、小さな港の小さな公園でコーヒーを入れて簡単な食事とりました。
この日(12日)は、はじめさんの誕生日なので、今日の最終日は北見のお気に入りのお店「遊木民族」に決定。美幌の温泉、「峠の湯」にも入りたかったので、屈斜路湖経由で美幌峠へ向かいます。
左の写真は、美幌峠と、そこからから、屈斜路湖を見下ろした写真です。
ここへは何回か行った事がありますが、こんなに綺麗に見えるのは初めてです。露店のおじさんも、珍しいと言っていました。
雨上がりで陽も傾きつつある時間帯で、とても幻想的な風景に、しばし見とれていました。
美幌峠の北見側には峠の湯というのがあります。2000年の10月の日記にも、美幌で温泉につかりと書いていますが、その温泉です。
とてもあたたまる温泉で、施設も良く考えられていて、気持ちが良いところです。
温泉から出て、走り出すと、雨がひどくなってきました。美幌から北見までは、あまり道が良くないのですが、それに暗さと雨が加わって、大変でした。峠の湯の休憩室で、たまたま見た台風の被害のニュースの記憶もあり、少し怖かったです。
なんとか目的のお店、「遊木民族」に辿り着いた時には、本当にほっとしました。
夜景を眺めながら、ムードのある店内ではじめさんの誕生日をお祝いしました。何歳の誕生日かは秘密だそうです。
料理も美味しくとっても満足なディナーでした。
北見には手ごろなP泊地が無いので、留辺蕊(るべしべ)の道の駅へ行くことが多く、この日もいつものように、留辺蕊でP泊です。
朝が早かったので、車の中で少しお酒を飲んで、すぐに寝てしまいました。
翌朝、まっすぐ帰路に着く予定が、「遊木民族」の駐車場に落し物をしてきた事に気づき、いったん北見へ戻りました。お店の人を待ったりして、再び留辺蕊へ戻る頃には、10時頃になってしまいました。(落し物は無事に見つかりました)
お盆初日という事もあり、旭川の渋滞を恐れて、層雲峡は素通り。
でもしっかり車の中から写真を撮ってきました!
道は意外と空いていました。
予想より順調に旭川へ到着できそうでしたので、当麻鍾乳洞へ寄り道。
鍾乳洞の中は9度という事で、ひんやりとして気持ちよかったです。
当麻からはすぐに国道に戻らず、しばらく田んぼの中を走ります。
のんびりした風景に心が洗われるようです。
無事旭川を抜け、いつものように、美唄の焼き鳥屋さん「たつみ」を目指します。
お盆時期は混むので旭川から携帯で注文しておき、無事Get。私たちが着いた時にお店に注文に来たお客さんは1時間待ちだそうです。
相変わらず人気のお店ですね。
  美唄からは、私が運転を代わり、余市まで。
道がすいていたこともあり、2時間で余市に到着しました。
その後、母と3人で、焼き鳥を前にビールで乾杯しました。

戻る