2005 / 9/ 23(金) - 25(日)

さて、今年も函館ドライブの季節がやってきました。
今年は、発表会明けの三連休を利用して行ってきました。
例によって、連休前日の夜に余市を出発し、
おなじみ砂原の道の駅でP泊です。
途中少し雨に降られて、約3時間くらいでした。
ノートPCに発表会のビデオを入れていったので、
ビデオを見ながら車の中で、家の焼酎サーバーで熟成させて、
ペットボトルに詰めて行った芋焼酎で乾杯。
発表会のビデオは、面白くて、何回も見てしまいます。

写真は、翌日の朝、これまたいつものように、砂原の漁港で、
駒ケ岳を前に朝食です。
漁港を出て少し走っていたら、公園を発見。
なんとなく気になってUターンしてみたら、
なかなか良さそうな公園です。

そして、その公園には、パークゴルフのミニコースがありました。
天気の良い朝、駒ケ岳を前に、海に向ってパークゴルフとは、
なかなか気分良さそうです。
ボールやクラブも置いてあって、自由に使えるみたいでしたので、
さっそく、はじめさんと、生まれて初めての初パークゴルフ。
ナイスショット!とは、いきませんでしたが、良い運動になりました。


ぐるーっと駒ケ岳を一周して、ここは、流山温泉です。
800円と、函館周辺の温泉にしては高めですが、
ネットで割引券をGetしていたので、500円。
外観もなにやら芸術していますが、
お風呂もとっても素晴らしかったです。
BGMは、ジャズが静かに流れていて、露天風呂からは駒ヶ岳が見えます。
サウナやジャグジーなどは一切ありませんでしたが、
言葉では説明できない様な、居心地の良さがあり、
お風呂そのものを楽しむ事ができました。

元JRの駅だったという事で、待合室はカーペット列車の車両。
これまた、ユニークです。

帰りに、売店で、「アリババ石鹸」を買いました。
お風呂の中にも置いてあるものですが、オリーブ油と月桂樹(ローレル)
で出来ている石鹸です。
子供の頃遊んだ「ねんど」の様な香りですが、とっても使い心地が良いもので、
体だけでなく、頭も顔も洗えます。
はじめさんが気に入ってしまい、これから温泉セットに常備される事になりました。
無くなったら、ここで買おうかな。
温泉でさっぱりと汗を流した後は、昆布館へ
今年は、昆布館の裏手に、お花畑が作られていました。
かなり広大な土地に、コスモスなど、沢山の花が綺麗に咲いています。
青い花を見て、「あ、ラベンダーだ」って言っている人も居ましたが、
ラベンダーの季節ではありませんので、
これはブルーサルビアです。(^^) 遠目には似てますね。

昆布館では、お土産コーナーで、また沢山のお土産を買ってしまいました。
昆布っていろいろなものに加工されるんですね。
昆布館の次は、おまちかね、函館ワイン!
函館ワインの原料は余市産の葡萄が殆どなので、なんとなく親近感があります。
今回はお祭りではありませんでしたが、試飲ボトルが置いてあって、
いろいろな種類のワインを自由に試飲させてくれていました。
色んな味があって、美味しいので、運転で飲めない はじめさんの分まで
たっぷり試飲してきました。
お弾き初め会用に二本ほど甘いワインを買いましたが、
帰りに売店の女の子に、思わず「ご馳走様でした」と言ってしまいました。(^^;;;

隣のガソリンスタンドの裏手で、名水が汲めるので、
ペットボトルに詰めて、函館ワインを後にしました。

お風呂に入って、昆布を見て、ワインを飲んだりしていると、一日はあっという間です。
湯の川の一文字で遅い昼食にラーメンを食べて、夜の食材を仕入れたりしていたら、
短くなってきた陽があっという間に沈んで、道の駅「なとわえさん」についた時は、
すっかり暗くなっていました。
駐車場の海に面したところに車を停めたら、目の前の水平線に
漁火がずらーっと並んでいて、良い眺めでした。

明日の予定? そんなものは立っていませんが、
ノートPCで、「セブンイヤーズ・イン・チベット」を見ながら、焼酎で乾杯。
翌朝。
この日は朝からとても天気がよく、「なとわえさん」に隣接しているキャンプ場の
芝生をちょっと借りて、朝食です。
目の前には、広い水平線。
のんびり朝食を食べていたら、「いいですねぇ」と、
通りかかったご夫婦に声をかけられました。

ほんとに気持ちの良い朝でした。


函館と言えば、ローカンです。
そんな事を言うのは私達くらいかもしれませんが、
ローカンでトマニンを食べないと、函館に来たって気がしないんですよね。
昨日は、電話が通じず、一文字になりましたが、今日こそは食べたいと、
車から携帯で電話。すると、今日は午後1時30までとの事、
更に、翌日は貸切だとか。 もう今日しかありません。
しかし、ゆったりと朝食を取っていたので、既に10時30分。
頭をフル回転させて、出した結論が、
近くの戸井温泉でサウナに入って、少しでもお腹を空かす。
その後、全速力でローカンへ向い、なんとかオーダーストップ前に
トマニンを注文する!でした。

写真は、全速力で走るはずが、景色があまりに良いので、
ちょっと止まって、写真を撮った時のものです。
海の向こうには、青森も見えました。

そうそう、戸井温泉では、函館各地の地図とクーポン券が乗ったパンフレット
などをGetしました。
無事...というかかなり余裕を持ってローカンに到着。
ここで、トラブル発生。
トマニン・トマニンとオウムのように言っていたはじめさんが、
今日はお腹があまり空いていないから、トマニンばかりでは
飽きてしまうかもしれないから、二人で違うものを頼もうと、
ハヤシライス(写真手前)を頼みました。
このハヤシライスも見ての通り、大きなお皿にたっぷりの具が
乗っています。そして、確かに美味しい。
美味しいのですが、しかし、トマニンの美味しさの前では負けちゃうんです。

あぁ、たっぷりトマニンを食べるはずが、二人で一つになってしまった...
しかも、はじめさんたら、自分でハヤシライスにするって言っておきながら
トマニンをバクバク食べてます。
しょっくぅ。「次からは、二人でひとつずつトマニンね!(`^´)」と、
思わず言ってしまいました。


ローカンの裏手は、大森海岸です。
トマニンを満喫して、ご満悦のはじめさんと、
ちょっとしょんぼりの私です。


さて、これからどうしようかぁ。という話になって、とりあえず「スナッフルス」でも
目指そうかという話になりました。
(今食事したばっかりなのに...)
今回は、どこかに車を停めて、
函館をのんびり歩いてみようかという話になっていたのです。
スナッフルスに向う途中、「土方歳三最期の地碑」という小さな看板を発見。
近くみたいなので、寄ってみようという話になりました。

写真を撮りつつ、
「ただ目的も無く函館をぶらつくのも良いけれど、土方巡りも面白そう」
という事になり、しかしどこへ行って良いのやら...
とりあえず、土方と言えば、五稜郭という事になり、五稜郭を目指します。
そういえば、戸井温泉で、はじめさんが何気なく手に入れた、
北海道立函館美術館の割引券があります。
土方には関係ないけれど..
何やら、「天使がいた時代」というタイトルで特別展が行われていて、
面白そうです。
五稜郭に着きました。
とりあえず、車を停めなければと思い、美術館の駐車場へ。
空は相変わらず抜けるような秋晴れで、気持ちが良いです。
駐車場は、美術館を利用すると、2時間まで無料になります。
そこで、まずは、割引チケットのある美術館へ。
すると、何やらニコニコしたおじさんが私達を迎えてくれます。
「あれ?美術館ってこんなにフレンドリーだったっけ?」と思いつつ
「あの〜駐車券なんですけど...」
「あ〜それなら中でも押せます。こちらへどうぞ。」
と言いながら、駐車券を機械に通してくれて、パンフレットのようなものを貰いました。
言われるままに、案内される部屋へ入ると、何やらセミナー会場の様子。
「あれ、あれ」と思っている間に、セミナー会場の席に座らせられていました。

実は、美術館に着いたのは14時だったのですが、
たまたまこの日、14時から、この特別展の為の「無料セミナー」が開催される事になっていたのです。
結局、1時間の無料セミナーで、バロック時代とその絵画や芸術などについて
スライドを交えての面白いセミナーを聞き終えると、
「今日のセミナーに参加された方は、
団体料金で特別展をご覧になれるプレゼントがあります。」
というわけで、持っていた割引券より、ずっと安く展示(長坂コレクション)を見る事ができました。

このコレクションがまた、素晴らしいもので、しかもたっぷり。
結局、美術館を出る頃には、頭の中はバロックで一杯。
あたりも暗くなりつつありました。
あぁ、かわいそう土方。貴方の足跡を辿るのは、また次の機会ね。(^o^)
手に持っているのは、ラッキーピエロのテリヤキチキンバーガーです。
戸井温泉で手に入れたクーポン券を使うと、
テリヤキチキンバーガーを買ったらウーロン茶がもらえるのです。
クーポン1枚で一人分なのですが、抜け目の無いはじめさんは、
クーポンをちゃんと二人分Getしていたので、ウーロン茶も二つ。

駐車場代も浮いたし、セミナーもラッキーだったし、美術館は安くなったし
ウーロン茶は貰えたし....天使に導かれて、まさにラッキーな五稜郭でした。
1日の経つのは早いもので、そろそろ夕食の準備の時間です。
いつものように、ほくれんショップで、パンと食材を仕入れて
(この時ラッキーピエロでハンバーガを買った事をすっかり忘れてました)
ノイフランクで、チキンローフやワインに合うソーセージなどを
教えてもらいながら買いました。
夕食はなとわえさんで、車の中で食べる予定でしたので、
恵山へ向う前に温泉に入っておこうと言う事になり、
この日は、陣川温泉へ。
少しわかりづらいところにありますが、硫黄の香りのする、良い温泉でした。
BGMが野球中継だったのは、ちょっとNGかな。

温泉を出て、ハセガワストアで、焼き鳥まで買って
(くどい様ですが、ハンバーガーの事をすっかり忘れてました)
恵山に到着。
車の座席をフルフラットにして、シュラフを敷いて夕食準備。
もう少し暖かければ、カータープなのですが、
この時期は車内での食事が多いです。
さて、買ってきた食材を周りにならべてみると、これが、これでもかっ!という量。
テリヤキチキンバーガーもどかんと居座っています。

はじめさんが、「これは明日」と言いつつ、片付け始めたのですが、
「もうすこし、囲まれていたい!」と、我侭を言って、しばし食材に囲まれてました。(^^;
私達が函館で気に入っている食材ばかり、この時車内には函館が詰まっていました。

実は、ハセガワストアの駐車場で、フライングして、
おにぎりと焼き鳥一本を食べていたので、お腹もすこし落ち着いています。
そこで、テリヤキチキンバーガーは朝食に、
ノイフランクのチキンローフは家に帰ってから
と、わけて、サラダやパン、焼き鳥などを厳選しました。
そして、今日は、2003年のフランスワインです。

ハセガワストアは、セイコーマートと一緒になってからも、ちゃんとどの店舗でも
焼き鳥を焼いてくれますが、今回行った中道店は大きくて、食材も遊園地の様。
焼き鳥を焼いてもらっている15分間があっという間でした。
しかも、焼き方も上手。
以前行ったお店では、女の人が、同僚の男の人とぺちゃぺちゃとおしゃべりしながら、焼いていたので、焼き鳥も焦げだらけで美味しくなかったのですが、この日の焼き鳥は、すごく美味しかったです。
中でも、牛手巻き、豚手巻きは絶品。
ほとんど鶏肉はありませんが、それでも、「焼き鳥」な函館を堪能しました。
翌日。
あまり天気は良くありませんでしたが、やはり海に向って朝食。
しかし、朝食にテリヤキチンは大きすぎ。
私は胸がムカムカして大変でした。
余市に帰る日でしたし、予定も立てていなかったので、
早めに帰ろうかとも思いましたが、
とりあえず、温泉へ。

サウナに入って、写真の函館牛乳で、ヨーグルトや美味しい牛乳を
飲んでいるうちに、次第に調子が良くなってきました。




昼食をどこで食べようかという時間なのですが、あまりお腹もすいていないので、
まずは、お土産のスナッフルスのチーズオムレットをGETしようと思い、
スナッフルスへ。
「あ、そういえば、春に利用した函館空港にもおいてあった」と思い出し、
函館牛乳の近くの函館空港へ寄って、チーズオムレットをGetしました。
函館駅前の本店より、買い易いです。

もうすこし時間があるし、まだお腹も空いていないので、
次に、今まで行った事が無い、「男爵資料館」へ行くことになりました。
資料館は、函館の反対側の大磯町です。
例のクーポンの中に、資料館の割引券もあります。
しかし、資料館まで行ったものの、説明を読んでもなんだか、
割引券を使って400円の入場料を払うほどのところか???です。
そこで、資料館は素通りして、クッキーでお馴染みのトラピスト修道院へ。
すばらしいところに立っていて、眺めが良いです。
修道院は、長いスロープを登った上にあるのですが、
見学できると期待してスロープを登りました。
すると.....
「見学は予約制。しかも男子に限る」との看板が...
「だめじゃん!」
結局、入り口の小さな資料室を見て、再びスロープを降りて帰りました。

でも、本当に眺めが良くて、綺麗なところでした。
実は、この日は、調子が良ければ、昼食に新そばを食べたいと思っていたのです。
しかし、いろいろあって、昼食抜きになりそうだったのですが、
七飯で美味しそうなお蕎麦屋さんを発見。
限定20食の更科・挽きぐるみ蕎麦は売り切れでしたが、
ログハウスのお蕎麦屋さんで、普通のお蕎麦(手打ち)もとっても美味しかったです。
次は、限定のお蕎麦を食べたいと思って、帰りに話を聞いたら、
「次来られる時は電話していただければ、とっておいてあげますよ」と
とっても、親切なお蕎麦屋さんでした。

この後、再び昆布館へ行って、買い忘れていたお土産を買って、余市に帰りました。
夜、チキンローフとワインで乾杯した事は言うまでもありませんね。

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