Little Players Vol.18 2009/09/13

今年は金曜日に会場の反響版を設置しました。
そのとき、調律の斉藤さんにも手伝っていただき
更に調律もあらかたしていただきました。

土曜日は教室でリハーサル

日曜の発表会当日は、
朝早くから調律を仕上げていただきました。
会場の準備も8:00からスタートし、
ピアノ椅子や足台、楽器、衣装の搬入
音響・照明・ビデオカメラの設置・立ち位置調整
退場ルートの確保・客席の椅子の調整
受付の準備・生徒席の名札張り
演奏中出入り禁止の張り紙
などの準備があります。
ほとんどは、はじめさんが一人でこなしますが、
途中からスタッフの生徒さんが到着し、
準備のお手伝いをしてくれます。
準備ができたら、各スタッフに持ち場の説明をします。
照明の担当に、各曲ごとに何色にするかとか
そういう事をスタッフのセンスで決めてもらったりします。

その間に、ヘアセットを終えた私も会場入り
北海楽器さんから豪華なお花が届いたり
お花屋さんが、会場のデコレーション用に毎年頼んでいる
舞台用の花を準備してくださったり
写真屋さんが準備を開始してくださったり
などなど
慌ただしく、午前中は発表会の準備が行われます。

その間、私やスタッフの生徒さんは、
順番にステージのピアノで
ミニリハ(個人練習)を行います。

ようやく準備が整い
みんなでお弁当で簡単な昼食を取り
一息つくと、もう午前中は過ぎ
そろそろ本番の時間となります。
はじめさんもタイミングを見て練習
今年トリのみなみちゃんは余裕で記念写真?
ドレスは、おばあさまの手作りなのですって。
おそろいの髪飾りも、とっても似合っていました。


12:30 生徒さん集合時間

受付を済ませて生徒席へ
3歳〜大人の生徒さんまで、
みんな同じように生徒席に座っていただきます。

会場にはあらかじめ椅子が置いてあるのですが、
間隔がすごく狭いので
ドレスを着ている生徒さんは出入りが大変
そこで今年は、1列抜いて
間隔を開けて並べ直しました。

みんな少し緊張しながらも、
わきあいあいと楽しそうです。
1部の最初の数名の生徒さんは
舞台袖に移動しています。

さすがにここに来ると、
緊張が増しますね。

小さな子も、泣くことも無く、
一人で静かに出番を待っていて
本当に偉いなぁと思います。

  さぁいよいよ開会です。

最初に、えなちゃんから開会のご挨拶をしてもらいます。
トップバッターは、3歳の ひなちゃん。
上手におじぎをして、椅子をよじ登って?
練習通り上手に弾けました。
 

ピアノ組曲「海の風景」のみなさん

ナレーションを入れての先生との連弾です。

とてもすてきな組曲で、メロディーもお洒落

お客さんも聞き入ってくれたようでした。
ここで、ちょっと雰囲気を変えて
リチャードクレイダーマンの「渚のアデリーヌ」や
ギロックの「秋のスケッチ」
フィンランドの楽譜 動物曲集から数曲

1部の最後は、グリーグ特集です。

まずは6手連弾で、「山の魔王の宮殿にて」
小学校5年生と6年生の生徒さん3人で
楽しく、迫力のある演奏でした。

続いて、大人の生徒さんによる
「抒情小曲集」からの演奏です。
大人の生徒さんの方がずっと緊張してしまうようで
みなさん手が震えたりして大変。
それでも、立派に弾いてくださいました。

第2部は例年通りコーラスから。
今年は「山のいぶき」というアカデミックな曲でした。
写真班?のはじめさんもコーラスに参加していますので
写真は後日、写真屋さんの現像があがってからのお楽しみです。

コーラスの次は、恒例のピアノ組曲
今年は、プロコフィエフの「ピーターと狼」です。
写真は、なかなか思ったように弾けなくて
レッスンの度に泣いていたりょうた君です。
本番は、堂々と、とっても上手に弾けました。

組曲では、ナレーション付きで物語に合わせて
演奏しますので、最後に演奏者の挨拶があります。
一人一人名前を呼ばれて拍手をいただきました。

昨年結婚されて、今年お子さんも生まれた林さんが
お子さんを連れて楽屋へ
彼女は1部のグリーグ特集で2曲も弾いてくれました。
いろいろと忙しい時期だと思いますが、
レッスンも練習もしっかりこなしていて
発表会でもすてきな演奏でした。
結婚前よりいっそう頼もしくなり
「母は強し」といったところでしょうか。

こちらは、うちの母です。
毎年ここ舞台袖で、何かと手伝ってくれています。
歳を言うとみなさん驚くのですが、
元気元気。
これも、音楽のパワーなのでしょうか。
2部の最後は、湯山昭特集。
ファンタジックな曲が並びます。
響きが素敵なので湯山昭さんの曲は
相変わらず人気がありますね。
舞台袖には、こんな風に
「にっこりマーク」が張ってあります。
同じものが舞台中央の挨拶をする場所にも
張ってあって
そこまで歩いて行って、にっこり笑顔で
挨拶をしてください。
....と言っているのに、毎年何人か緊張して
ずっと手前でお辞儀してしまったり。
それはそれで微笑ましいのですけどね。

今年は、大人の生徒さん以外は、
本番直前に、舞台袖から、お辞儀の場所を通って、
舞台裏をまわって舞台袖へ戻ってくるという
ご挨拶ツアーをしたところ
全員ちゃんとご挨拶ができました。

また、いつも演奏が終わって生徒席に戻るのが大変なので、
今年から、組曲などでは実験的に
舞台袖から直接会場へ降りる様にしてみました。
なかなか良いので来年は個人の演奏でも
同じようにしてみようと思っています。

にっこりマーク一つにも、いろいろと背景があるのです。

第3部です。
まずは、可愛いハンドベル・アンサンブルからスタートです。
今年は、”あわてんぼうのサンタクロース”でした。
アーフタクトで入る曲で練習では苦戦しましたが、
本番では楽しく演奏できましたね。
特に一番小さい3歳の ひなちゃんが
しっかりリズムを取っていたのには 先生もびっくりでした。


1部が1番〜20番
2部が1番〜17番
に対して
3部は1番から7番
と、曲数は少ないのですが、いずれも聴き応えのある曲です。

スタートは、るなちゃん。
まだ足台が外せない彼女ですが
立派に3部<ピアノ>のスタートをきってくれました。

次は最近めきめき上達してきたななみちゃん。
さすが中学3年生。
大人っぽい落ち着いた演奏を聴かせてくれます。

続いて、スタッフビデオ係のベテラン長谷さんの
「幻想曲さくらさくら」。
繊細でかつダイナミックな音が出せるように
なってきましたね。

なぜか、トリのみなみちゃんとのドビュッシーつながりで
はじめさんも3部に出演です。

最後はみなみちゃんの「アラベスク第2番」
なかなか練習が進まなくて、どうしようと思ってましたが
なんとか及第点。
本来演奏力のある彼女だけに
もう少し練習して、私を唸らせるだけの演奏を
してくれるのを楽しみにしています。

生徒さんの演奏が終わって、私が
リストの「ハンガリー狂詩曲第2番」を演奏しました。
ここまでハラハラ・ドキドキ生徒さんの演奏をサポートして
その後の演奏というのは
実は、精神的にすごく大変なんです。
でも、びしっとドレスを着て
集中して弾ききりました。

4歳のりおんちゃんが花束を渡してくれて
ようやくほっと一息
でも、
あぁ、今年もすてきな発表会だったなぁ
なんて思うのは、もう少し後
まだ半分放心状態といったところです。

閉会のご挨拶
今年はさとみちゃんにお願いしました。
とってもすてきなドレスでした。
でも、本人曰く、「あぁ早くジャージに着替えたい」
ですって。(^^;
本当はすてきな衣装を着て嬉しいのに
照れ屋さんのさとみちゃんなのでした。
今年も無事発表会が終わりました。
春から準備を開始して、生徒のみなさんと作り上げた発表会。
笑ったり、泣いたり、様々なドラマがありましたが、本番当日は思いっきり楽しめましたね。
個人個人の演奏はもちろん、
コーラスや、ハンドベル、6手連弾も、楽しかったです。
スタッフのみなさん、花屋さん、写真屋さん、調律の斉藤さん、それからお母さん、
お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
また、発表会を聴きに来てくださった皆様、どうもありがとうございました。
今日の発表会はいかがでしたか?
大人も子供も学年も、演奏者もお客さんも区別なく、一緒に楽しめる発表会。
音楽って本当に素敵ですね。

by みかこ