今月15日は、いよいよ発表会ですね。体調に気をつけて万全な体勢で発表会に望みましょう!
= ロベルト・シューマンについてC =
発表会で演奏する作品の解説
「ユーゲントアルバム」 シューマンは大変子供が好きで、これも子供達のために作曲した曲集です。中でも“楽しき農夫”は親しまれている曲です。
「キンダーソナタ」 それぞれシューマンの3人の娘達のために書かれた3つの曲からなっています。今回とりあげた1番の第一楽章は、8才の三女ユーリエのために書かれたものです。
「子供の情景」 これは子供のために書かれた曲ではなく、大人から見た子供の世界です。無邪気で愛らしい曲ですが、演奏は難しいです。“トロイメライ”は良く知られています。
「森の情景」 かつてドイツを覆っていたが、しだいに失われつつある森への郷愁から音楽の中にその広大で神秘的な森を再現しようと試みた作品で、「森林浴」の喜びが感じられます。“予言の鳥”が有名です。
「幻想小曲集」 シューマンならではのファンタジーにあふれている曲集です。シューマンの曲の中では、親しみ易く、美しい響きの作品と言えるでしょう。“飛翔“は特に有名です。
「幻想曲 ハ長調」 当時逢う事が許されなかったクララ宛てに、シューマンは、「この第一楽章ほど熱情のこもった作品をこれまで書いた事は無いと思います。これは君への深い嘆きの歌。」と手紙を送りました。