Little Players News
No.10 1999年 2月号
インフルエンザが流行っていますが、ホットな演奏で、風邪に負けないようにしましょう。
♪ スオミ・ピアノ・スクール A ♪
〜 ピアノを知る 〜
スオミでは最初に、いわゆるおたまじゃくしや指の形から入るのではなく、ピアノの事を知る事から始めます。それは、たとえば以下のような事について学びます。
・ ピアノが何でできているのか
・ ピアノの種類
・ 音を出す仕組み
これらを学ぶ事によって、@ピアノに興味を持てるようになり、A演奏技術の意味が分かるようになります。
生徒自身がピアノに興味を持たないまま一方的なレッスンを続ける事は、苦痛なだけで身に付きません。しかし、ピアノに対して興味が持てれば、レッスンは楽しく面白いものになり、理解も深まります。スオミの世界では、生徒自身が主人公の"参加するレッスン"になるのです。
また、ご存知の様に、ピアノは、指で押した鍵盤の動きがハンマーに伝わり、それが弦を叩いて音を鳴らす仕組みになっています。この事は当たり前の事のようですが、実際にピアノに触れそして見て実感しておくことにより、ピアノ演奏の命とさえ言われる"良いタッチ"を身に付ける事ができるのです。ときどき"ピアノを弾く"ではなく、"ピアノを叩く"という表現をされる方がいらっしゃいますが、ピアノの構造を正しく理解し実感していれば、その表現に違和感を覚えるはずです。叩くのは鍵盤ではなく、ハンマーが弦を叩くのですから。この些細な違和感を覚えるかどうかが演奏に与える影響は計り知れないものがあります。