No.27 2000年 6月
新緑の美しい季節ですね。今年の発表会「Littele Players Vol.9」は9月10日(日)に決まりました。今年は「ロマンティック」をテーマに様々な作曲家の曲に取り組んでいきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに。今月から準備に入りますので、皆さん張り切っていきましょう!
今月は「バヘハモベ…」のコーナーをお休みして、ピアノについてお話ししてみたいと思います。ピアノの練習用にはやはり、アコースティック(本物)のピアノを使うのが理想的ですが、住宅事情などで電子ピアノで代用される方もいらっしゃいます。今回はピアノの特徴と電子ピアノの弱点をお話したいと思います。
ピアノと電子ピアノの違い
音色:
音の共鳴:
ペダル:
これらのピアノの特徴は、あらかじめ記録されたピアノの音(マイクで実際のピアノの音を1つづつ録音したものです)を、鍵盤に合わせて強さを変えて再生する電子ピアノにはありません。ですから電子ピアノを使って、これらの表現を練習することはとても難しいのです。自宅で電子ピアノを使って練習する人は、教室のピアノを使ってピアノの“音“とその変化をなるべく多く聴き、電子ピアノでも想像力を働かせて練習するようにしてください。
サイレントピアノ
本物のピアノに、電子ピアノの部品と特殊な装置を組み込んで、切り替えで電子ピアノとしても使えるようにしたものがサイレントピアノと呼ばれているものです。これは普段は本物のピアノとして使えますが、切り替えた時には電子ピアノと同じものになります。昼間はピアノとして、夜は電子ピアノとして消音してヘッドフォンを使用して練習できます。