Little Players News
No.41 2001年 8月
夏休み、いかがお過ごしですか?暑さを吹き飛ばす演奏を!
今月は発表会で小学生の生徒さんが演奏するモーツァルトのオペラ「魔法の笛(魔笛)」についてお話したいと思います。このオペラには独唱や重唱による美しいメロディーが多く、発表会ではナレーションを入れてピアノ連弾で演奏いたします。
「魔法の笛」
35歳の若さで、この世を去ったモーツァルトですが、そのわずか2ヶ月ほど前に「魔法の笛」はモーツァルト自身の指揮により、ウィーンで初演されました。
山奥で大蛇に襲われたタミーノ王子は、夜の女王の手下の魔女たちに助けられます。タミーノ王子に夜の女王は、魔王ザラストロにさらわれてしまった娘パミーナを救い出してくれたら、結婚させると約束して、魔法の笛を渡します。そして、お供のパパゲーノには魔法の鈴を持たせて…
美しいパミーナを取り戻そうと、ザラストロの聖堂へ来てみると、ザラストロは魔王ではなく偉い聖人でした。タミーノ王子とパミーナは、ひと目でおたがいに愛し合うようになります。ザラストロは、夜の女王は夜ばかりか、太陽の世界まで支配しようとする悪い女だから、タミーノ王子のような若者があらわれるまでの間、パミーナをあずかっていたのだと話しました。そして、パミーナと結婚したいのなら、きびしい試練を受けなけばならないと言います。…続きは発表会で。お楽しみに!