Little Players News

No.59 2003 2月

寒さの厳しい2月ですが、風邪に負けないように元気にいきましょう!
2003年1月4日 お弾き初め会
恒例の「お弾き初め会」で今年も元気なスタートとなりました。1月4日(土)に行ないましたがお正月中なので、参加できなかったり、またスキー教室とぶつかったりした人もいましたが、いつものように3部構成で楽しい会となりました。

今年の目標をそれぞれレッスンノートに書いて、演奏を披露した後に記念撮影をパチリ! ジュースで乾杯の後は、お待ちかねのゲーム大会です。今年は「ぐらぐらゲーム」で、演奏するよりスリルがあったようですね! 恒例のじゃんけんゲームやビンゴ。 この日のために色々な所で景品を集めていますが、大変でもあり楽しみでもあります。私も、子供の頃に通っていたピアノ教室での「お弾き初め会」を今でも懐かしく思いますが、みなさんの思い出のひとコマになればいいですね。

数年前から大人の生徒さんの「お弾き初め会」も発足しました。今や教室の3分の1を占める大人の生徒さんのパワーはすごくて、わいわいと、こども達より賑やかかも...

ロマン派音楽 H
ヴィルトーゾ・リスト

『ヴィルトーゾ』という言葉は、リストあたりからの19世紀頃の楽器の奏者に適用されるようになりました。その意味は、ほかの人が真似のできないような驚くべきテクニックを持つ演奏家ということですが、それだけではなく、その技巧的な演奏が、聴く人を興奮に誘いこむような魅力がなければなりませんでした。リストはそうした演奏を、若い頃に天才ヴァイオリニスト、パガニーニから学びました。ステージの上での演奏効果をさらに高めるためには「聴かせ方」、すなわち演奏にも演出が必要であるということをパガニーニから教えられたのです。ステージの上で、リストがある時は手を高く上げて打ち下ろすことで轟くような音を聴かせ、またある時は、聴こえるか聴こえないかのような小さな音で囁くように弾いたりと、聴衆の目を釘付けにしました。皆さんは、リストがピアノを弾く絵を見たことがあるでしょうか?それは、なるほど『ピアノの魔術師』と言われた事が納得できるような肖像画です。