Little Players News

No.68 2003 11月

寒くなってきましたね。みなさん、風邪をひかないように。

いつか弾いてみたい憧れの曲 
いつかこの曲が弾けるようになりたいという憧れの曲ってありますよね。いつの時代もベートーヴェンの「エリーゼのために」は多くの人々を魅了してきました。私も曲をもらった時は、とっても嬉しかったです。あなたの憧れの曲は?

エリーゼのために(ベートーヴェン)
『エリーゼ』とはいったい誰なのか、長いことその人物像は謎とされていました。ベートーヴェンの字があまりにも読みにくかったため、出版社が『テレーゼ』と読み間違えたのではないかとも言われています。40歳になろうとしていたベートーヴェンは18歳だったテレーゼに恋をして、1810年にこの作品を書いたのだそうです。ラブレターだったのですね。

●想い出
小学校4年生の時にピアノを買ってもらうきっかけとなった曲。当時オルガンで練習していたのですが鍵盤が足りなくて、通っていた教室のグランドピアノを弾きたくて弾きたくてたまりませんでした。 見かねた両親がようやくピアノを買ってくれて、何度もこの曲をリクエストされた思い出があります。

小犬のワルツ(ショパン)
女流作家ジョルジュ・サンドが、庭で小犬が尻尾を追いかけてくるくる回っているのを見て、面白く思い、ショパンに作曲してみないかとお願いしたのがきっかけで、ショパンがこのワルツを作曲したのだと言われています。 「小犬のワルツ」というタイトルは、ショパンが付けたのではなく、この逸話を聞いた誰かが付けたものなのでしょう。

●想い出
中学2年生の時に初めて憧れのショパンの曲をもらました。ワルツから2曲。第4番と6番の有名な「小犬のワルツ」です。すっかり夢中になって練習し、あっという間にレッスンも終わってしまいました。もっとショパンの曲が弾きたくて、先生にお願いしてみたのですが….結局、当時のレッスンは、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタが中心で、ショパンの作品を弾くようになったのは、かなり後になってからのことです。