Little Players News
No.78 2004年 9月
今月はいよいよ発表演奏会ですね。体調にも気をつけて楽しい発表会にしましょう!
今月は生徒さんの紹介コーナーはお休みして、発表会で演奏する曲を抜粋で紹介いたします。
♪ 人形の夢と目覚め(オースティン)
お人形が子守歌を聞いて眠りに落ちて、楽しい夢の世界に入っていきます。ファンファーレが鳴り、ワクワクするようなダンスを踊りだします。かわいらしい音楽は、まるで「音の絵本」のようです。
♪ アルプスの夕映え(オースティン)
チロル地方の雄大な夕映えの雰囲気がワルツのリズムに乗って華やかに歌われます。
♪ ベニスのゴンドラの歌 (メンデルスゾーン)
「言葉の無い歌曲」である「無言歌集」は、メンデルスゾーンのピアノ音楽の中で最も有名です。48曲ある無言歌集の中に「ゴンドラの歌」は3曲あり、どの曲も魅力的でよく演奏されています。作品30−6は哀愁の漂う美しい旋律とキラキラとしたトリルが印象的です。
♪ ハンガリー舞曲第1番(ブラームス)
ハンガリージプシーの曲を集めて4手連弾曲として編曲したところ大評判となり、ヨーロッパ中に広まりました。ヴァイオリン奏者のレーメニーが著作権の侵害で裁判を起こしましたが、「編曲」としていたためブラームスが勝ちました。第1番は、哀愁を帯びた情熱的な主部と、いかにもジプシー的な中間部が魅力です。
♪ タイム・トゥ・セィ・グッバイ(F.Sartori)
「キャッツ」「オペラ座の怪人」などのステージでお馴染みのサラ・ブライトマンとテノール歌手のアンドレア・ポチェッリのデュエット。じわじわと盛り上がっていくさまが心地良いです。
♪ ジムノペディ第1番(サティ)
『3つのジムノペディ』は、古代スパルタの神々を賛美する祭典にちなんで書かれたといわれています。簡素なメロディ-ラインにユニークなハーモニーがファンタスティックに添えられています。
♪ スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」(グラナドス)
スペイン舞曲集の中で、もっとも名高い作品であるばかりか、ギターをはじめとしてさまざまな楽器用に編曲されて世界中で親しまれている逸品です。
低音のリズムにのってうたわれるメロディーは南スペインのアンダルシア地方特有の哀愁と寂しさをたたえています。
♪ 抒情小曲集より「蝶々」(グリーグ)
16分音符の細かい動きで蝶々の羽ばたきを表し、また、付点リズムと大きな音程の飛躍を使って野山を飛んでゆく様子を描いています。軽やかで、とても優雅な曲です。
♪ アラベスク第1番(ドビュッシー)
『アラベスク』とは、「アラビア風の」という意味を持ち、唐草模様を指す言葉。アルペジオの美しい動きが織りなす曲想は、優雅で洗練された味わいに満ちています。
♪ 3つの演奏会用練習曲より「ため息」(リスト)
リストはショパンと同様に、「練習曲」を単なる指の訓練を超えた芸術作品にまで高めた音楽家。両手で弾く大きなアルペジオの上に、美しいメロディーがうたわれます。休符を挟んだ短い音が「ため息」を表すと言われています。
発表会の服装について
お客様に聞いていただくので、きちんとした印象の服装で演奏しましょう。
曲のイメージに合わせて選ぶのも素敵ですね。