Little Players News
No.80 2004年 11月
寒くなってきましたがカゼをひかないように、気をつけましょう。
もっと楽譜を読もう @
みなさんは、曲を弾く前に楽譜を見て「この曲はこんな感じ」だとわかりますか?メロディーが歌えますか?知らない曲や初めての曲でも、どのようにしたら早く読めて弾けるようになるのでしょうか?
「ピアノを弾く」ということは、たくさんの細やかな能力が集まってできるもの。スムーズな演奏をする為には、その細やかな能力ひとつひとつが大切なのです。
楽譜を見て弾く
レッスンの時に「楽譜を見て」と言われた事はありませんか? わかりやすく言うと、「目から入ってくる楽譜の情報を頭で理解して、指の運動に置き換える」という事になりますが、
● 目は音符を追う
● 頭は目から入ってくる情報をキャッチして音、リズム、指番号などを読み取り、指に命令を出す
● 耳は弾いている音を聴く
ピアノを弾くときは、これらの作業を、拍や拍子にのせて連続的におこないます。大変な作業ですね!でも、この作業ができないと、楽譜を見ながらピアノを弾くことはできません。曲が短くてやさしいうちは覚えられても、だんだん長く難しくなってくると、ミスだらけで正しく弾くことができなくなっていきます。ピアノを習い始めの頃、なんとなく弾けてしまう生徒さんほど、あとでこの壁にぶつかることが多いようです。壁にぶつかってから直すのはとても大変ですので、普段から気を付けておくことが大切です。
★ 手ばかり見て弾く
★ 曲の途中からだと弾けない
★ いま弾いているところが楽譜のどこなのかわからない
★ かなりやさしい曲でも、初見では弾けない
思いあたることはありませんか?
レッスンの時、楽譜に注意を書くのは生徒さん自身におこなってもらっていますが、せっかく書いた注意も楽譜を見なければ、指使いも、音もリズムもなおらず、そのままです。
耳で覚えて楽譜を見ない練習は、「覚えたつもり」になっている事がほとんどです。
まず、弾く前に楽譜を読んでみましょう。そして、楽譜を見ながら弾く習慣をつけましょう。