Little Players News
No.92 2005年 11月
雪虫が飛んでいると、もうすぐ雪が降るそうですが、寒くなってきましたね。
あなたにとって音楽とはピアノとは? D
今月はSさんに、ご自身のピアノ歴を語っていただきました。
「あゆみ」
By Sさん
私にはピアノ副読本として教室発行のNo.1〜No.91までのリトルプレイヤーズがあります。ピアノに関する豊富な情報や知識が一杯で毎回楽しみにしています。No.1が1998年4月ですので8年分になり、私がピアノを始めた時期と重なります。No.24の紹介欄にも載せて頂きました。
ピアノを弾くことは私にとって未知の世界でしたが、先生と出会い無我夢中で覚えて3回目の発表会でリヒナーの勿忘草(わすれなぐさ)を弾いた頃です。すてきな曲との出会いでした。虹色の心(クレイダーマン)を先生と連弾させて頂いたのが1回目で、エコセーズ ト長調、ワルツ ロ長調(ベートーヴェン)、勿忘草(リヒナー)、メヌエット(バッハ)、キッティ・ワルツ(フォーレ)、樅の木(シベリウス)、アルプスの夕映え(オースティン)、そして、今回のエリーゼのために(ベートーヴェン)と早いもので8回目になります。今でも発表会ごとの反省を次回のステップにと思い、日々レッスンに励んでいます。老後の趣味として軽い気持ちで始めたピアノでしたが、何冊もの教科書(楽譜)、発表会、コーラス、グループレッスン、感想文、年頭の目標、お弾き初め会と学生時代にタイムスリップしたようで、とまどいの方が大きく、8年のあいだに何度も挫折を味わい、その都度先生に励まされながら弾く楽しさも覚えることが出来、又、数えきれない程の思い出を作ることが出来ました。ピアノ教室の家庭的な雰囲気と、いつも前向きで何事にも情熱を持って事にあたられる先生の大らかな人柄に接することが出来たからこそ、今日の自分があると感謝しております。
これからも教室の仲間としてピアノと共に楽しく続けていこうと思っています。
(先生より)
いつも練習熱心なS さん。「若い人にかなわないから」とおっしゃいますが、発表会の時など誰よりも早く暗譜されて、私もタジタジになります。大人の生徒さんでは初めて「エリーゼのために」を発表会で演奏して頂きましたが、あまりにも有名な曲を演奏されるのはプレッシャーも大きかった事でしょう。前向きな姿に心を打たれる方がたくさんいらっしゃいますよ!