Little Players News

No.94 2006 1月

2006年のスタートですね。今年は、どんな年になるでしょうか?

あなたにとって音楽とはピアノとは? F 

今月は高校1年のMさんに、ピアノに対する思いを語ってもらいました。

「私とピアノ」
By Mさん(高1)

 私がピアノ教室に通い始めたのは小学校1年生の秋でした。幼稚園の先生がたくさんの曲を素敵に演奏してくれるのに憧れ、私もピアノに挑戦してみようと思ったのです。祖父母にピアノをプレゼントしてもらい、今もそのピアノで練習していますので、このピアノとは、もう10年近い付き合いになります。小学校の頃、バイエルやバーナム、メトードなど弾いてきました。ピアノが大好きで、たくさん練習しました。学校から帰宅し、ピアノの練習をする時はいつも母が隣に座って聴いてくれました。レッスンで先生に花丸をつけてもらうのがとてもうれしく、丸をもらえないと落ち込んだりもしていましたが、色々な曲を弾き多くの発見を得ました。
 中学になると、部活動や生徒会活動に取り組みすぎたために、ピアノの練習がおろそかになっていました。先生に注意され自信を無くした事もありましたが、ツェルニーやソナチネなどの曲に取り組んでいるうちに、以前よりも曲の奥深さに気づくようになり、演奏する事の面白みが増してきました。先生がピアノコンサートに招待してくれたりと、ピアノ演奏の素晴らしさに改めて感動しました。学校では、度々代表としてピアノを演奏し、先生や友達にほめてもらったりして、ピアノを続けてきて良かったという気持ちになりました。そんな時、幼い頃から習っていたI先生がご結婚されました。先生の紹介で中学3年生の夏から西川先生に習い始めました。教え方の違いにとまどう事もありましたが、新たに教わる事が多く、進歩したように感じました。高校生になり、小樽まで毎日通う生活になり、ピアノにサイレント装置を付け頑張っています。勉強も今まで以上に大変になり、両立が不安ですが、しっかりやっていきたいと思います。


(先生より)

 Mさんが幼い頃から師事していたI先生は、私が教えていた生徒さんでしたので、中学3年の時、引き継いだ時は不思議な縁を感じました。Mさんの演奏を聴いていると、「ピアノが大好き」という気持ちが伝わってきます。時には壁にぶつかる事もあることと思いますが、勉強との両立ができるように先生も心から応援していますよ。