Little Players News

No.96 2006 3月

少しづつ暖かくなって、春に向かっていますね。

あなたにとって音楽とはピアノとは? G 

今月は札幌の小学校に勤務のTさんに、ピアノに対する思いを語ってもらいました。

「私にとってのピアノ」
By Tさん

 5歳からピアノを習い始め、21年経った今でもピアノを学び、楽しんでいること、続けていられることを今となっては大変幸せに感じます。
 21年間というと、とても長く感じますが、私にとっては、あっという間の月日のようです。その間いつも一生懸命練習していたというわけではなく、むしろ練習していないことのほうが多かった!?ように思います。
中学、高校時代は、部活もあり、何度かピアノをやめてしまおうと思ったこともありました。進学のことを考えて、倶知安で習っていたI先生のご紹介で、I先生の先生である西川先生の教室に通い始めたのは高校2年の終わり頃でした。 以来、週に1回、倶知安からJRで余市に通うようになりました。 今までよりも真剣に取り組んだことで、私の人生にピアノが深く関わるようになりました。 まず、短大時代、大学時代は、音楽を専門的に学ぶことになり、大学時代では、ピアノの練習も一層厳しくなりました。 その大学時代での先生が、西川先生の師であったという驚くようなこともありました。 こうして大学時代は、ピアノをきっかけに、音楽を幅広く学ぶことができ、声楽やいろいろな楽器にも触れることができました。 そして、今の小学校での仕事でも、音楽の授業や、合唱の伴奏など、ピアノの経験を生かしています。 毎朝一緒に歌うことなど、子供たちと音楽を楽しむ中で、私も西川先生のように、音楽の素晴らしさを少しでも伝えることができたらいいなと思っています。 現在も、西川先生のレッスンを受け、すてきな曲を学ばせてもらい、憧れだった曲が弾ける機会に恵まれ、本当に今まで続けてきて良かったなと感じています。 自分の夢の実現にもつながったピアノ。 これからも上達目指して頑張っていきます!


(先生より)

 以前、私が教えていたI先生と一緒に教室に訪ねてこられてから、もう随分と月日が経ちました。進路の事で悩んでいた高校3年生のTさんでしたが、元気に毎週、倶知安からレッスンに通っていましたね。その後、ピアノを通して色々と不思議な縁があり、大学では私の恩師に習う事になり、卒業演奏ではフォーレのノクターンを披露してくれました。大らかな性格で誰からも好かれるTさんですが、練習もやや大らか。せっかくの素質なのにと周りからその素質を惜しまれていますよ。とはいえ、今も元気いっぱいに札幌から通っているTさん。これからもずっとピアノと一緒の素敵な人生を送ってください。