Little Players News
No.106 2007年 1月
2007年のスタートです。皆さんにとってどんな一年になりますでしょうか?
音楽教室の移り変わり ③
独立して西川音楽教室を主宰してから早15年が経ちました。
習いたい人が習う
ひと昔前は、兄弟や姉妹で上の子が習うと、ほとんどの妹さんや弟さんがピアノを習い、クラスの半分以上の女の子がピアノを習っていました。 今は、姉妹でも習いたい子が習うという風に変わってきました。 個性の時代になったのだと思います。 これは、ピアノを習う人の数が減ったという見方もできますが、逆に今習っている生徒さんは、”誰かが習っているから” ではなく、”ピアノが好きだから”、”ピアノが上手に弾けるようになりたいから”、習っている人が増えているとも言えます。 事実、以前に比べてレッスンの内容が濃くなっていると感じています。 レッスンも先生一人が頑張ってもだめで、生徒さんの意欲があってこそだと思っています。幸い私の教室では、長く続けられる生徒さんが多いのですが、それは、ただなんとなく続けているのではなく、ピアノが好きで、いろんな壁にぶつかりながらもそれを乗り越えて続けようとする気持ちがあるからだと思います。 しかし、私自身も、これまで何度も壁にぶつかってきましたし、今もなお、新たな壁にぶつかっているのでわかりますが、ピアノが好きだというだけでは乗り越えられない壁もあります。そんな時に、皆さんがそれを乗り越えられるお手伝いをする事も、先生である私の大事な役割だと思っています。 先生はレッスンで”ダメを言う人”ではありません。 みなさんが少しでも上達できるように”導き、そして後押しする人”でありたいと思っていますし、レッスンも常にそういうレッスンでありたいです。 わからないところ、うまく弾けないところがあれば、どんどん質問してください。
コンサートへ出かけましょう
中学生の時、ピアノの先生に誘われて、初めて出かけたコンサートの感動が今でも忘れられません。 今でも、コンサートを聴くことは私にとって大きな勉強となっていますし、皆さんにも、生の演奏をたくさん聴いて欲しいと心から思っています。 月に一度のグループレッスン、年に1回の発表会、お弾き初め会も、生の演奏に触れる良い機会です。 そして、できればプロの演奏会にも出かけてみてください。 札幌にはキタラという素晴らしいコンサートホールがあります。 日曜・祝日は、お昼のコンサートも多くありますよ。昨年は、大井和郎先生によるコンサートを主催しましたが、教室でも、できるだけ皆さんが良いコンサートを聴き、良い音楽に触れ合う機会に恵まれますよう、考えていきたいと思っています。