Little Players News

No.108 2007 3月

春めいてきました。3月は卒業シーズンですね。

楽しい練習をしましょう

皆さんは、楽しく練習をしていますか? 練習にはどれくらいの時間をかけていますか? 教室には様々な生徒さんが通っています。 私は、今日はどんなレッスンになるか、いつもとても楽しみにしているのですが、皆さんはレッスンを楽しんでいただけていますか? 

目標を持って練習しましょう

まず、ピアノの前に座るという事。 できそうで、なかなかできない。 という声が聞こえてきそうですね。 何か目標がないと、人はなかなかやる気が出ません。
毎日、弾く曲のメニューを作りましょう。 スタートはこの曲からと決めて、その日の練習のプログラムを作ります。 私は、毎日「ハノン」からスタートします。 水泳でも、スキーでも、まずはウォーミングアップをしますよね。 それと同じように、指のトレーニングをしてから、曲の練習をすると大変効果的です。 「ハノン」を全部弾くと1時間30分程かかりますので、時間が取れない時は、何曲かを決めて練習します。 平日は、レッスン前と後で1~2時間練習するのが日課となっています。 休みの日は、多い時で8時間練習する事もありますが、そんな時でも、だらだらと練習するのではなく、「今日の目標」を立ててから、弾く事が大切だと思います。

聴いてもらいましょう そして 聴きましょう

家族の方に練習している曲を聴いてもらいましょう。

何曲かレパートリーができたら、演奏会をしてみては? 教室では月に一度グループレッスンがあり、人前で演奏するという機会を設けています。 人前で弾くという事は勇気が要りますが楽しい事でもあります。 そして、練習の成果を聴いてもらうという事もあり、練習の励みにもなると思うのです。 それは、人の演奏を聴くという事にも繋がっていきます。 人から学ぶ事は多いですね。 

同じ曲でも、弾く人が違えば演奏は変わるものですね。 以前、3人姉妹が習っていた時の話ですが、それぞれの「エリーゼのために」は、全く違う演奏に仕上がりました。 レッスンしていたのは私ですが、レッスンでは、それぞれの個性に沿った指導になります。 その人の感性から生み出される音。 それを大切にしながらレッスンを進めていくと、その人の演奏が引き出されていきます。 ですから、レッスンするのがとても楽しいのです。      (4月号に続く…)