Little Players News

No.112 2007 7月

アウトドアが楽しい季節ですね。北海道の夏は短いので大いに楽しみましょう!

発表会の服装について

毎年、「発表会ではどのような服装が良いのでしょう?」という質問があります。 
例えば、結婚式や入学式には、どのような服装で出かけますか? 
人前でステージに上がって演奏するわけですから、「きちんとした印象の服装」。 
フォーマルな服装が好ましいと思います。 
また、レッスンの時と違って、ステージでは靴を履いての演奏になります。 
特にペダルを踏む生徒さんは、ペダルが踏みやすい靴を考えてください。

発表会への思い

今年で16回目を迎える教室の発表会「リトルプレイヤーズ」ですが、1回1回にそれぞれ大切な思い出があります。
私が独立する以前、楽器店に勤務していた時の発表会の経験、また私が子供の頃から習っていた教室での発表会の経験を生かして、
どのようにしたら参加する生徒さん、聴きに来てくださるお客様が楽しめる発表会ができるだろうかと、
私なりに毎回、企画・構成には時間をかけて取り組んでいます。
ソロ演奏のほかに、小学生の生徒さんのハンドベル・アンサンブル、中学生以上の生徒さんのコーラスなど、
今は発表会の定番になりつつありますが、それも楽しい発表会になるようにとの思いから始めました。

発表会のスタイル

教室によって、発表会のスタイルには違いがありますが、私はいつも全体を考えるようにしています。 
「好きな曲を演奏させてもらえない」、「みんなが知っている有名な曲が弾きたい」という声もあり、
そのお気持ちはよくわかるのですが、皆さんの好きな曲をただ並べてしまっては、まとまりのない発表会になってしまいますので、
おおよそのテーマを決めたり、曲の前後関係を考えたりと工夫をしています。
でも一番の曲選びの基準は、皆さんにとって勉強となる曲、そして、きっと気に入ってもらえる曲をと、
数々の曲の中から、時間をかけてじっくり考えて選曲をしています。
曲にはいろいろあり、聴いてすぐに気に入る曲もあれば、何度も練習して弾き込む程にその良さがわかる曲もあります。
普段より少しレヴェルの高い曲を選んでいますので、最初は大変かもしれませんが、頑張ればきっと弾けるようになって、
曲の良さがわかるはずです。
発表会までの期間の中で、皆さんなりに目標を立てて練習してみてください。
講師演奏については、演奏する先生、演奏しない先生と様々です。
指導をしながら演奏するのは簡単な事ではありませんが、私は、私自身も生徒さんと同じ立場に立って課題曲にチャレンジするつもりで毎年演奏しています。
その他に、コーラスの伴奏や、連弾もありますが、伴奏も連弾も、生徒さんの演奏の補助ではありません。
連弾でなければ伝えられないピアノ演奏の技術や楽しみというものもあります。
特に初めてまもない生徒さんに演奏時の呼吸を伝えるのに連弾は最適です。
発表会で必要以上に緊張しないですむという効果もあるようですよ。
これからも私なりに工夫していきますので、皆さんも発表会を楽しんでくださいね。