Little Players News
No.113 2007年 8月
夏休み、いかがお過ごしですか?暑さに負けず爽やかに練習しましょう!
練習曲②
バイエルが終了すると、使われる事が多い「ブルグミュラー」について今月はお話したいと思います。
ブルグミュラー
ヨハン フリードリヒ ブルクミュラー(1806~1874)は、ドイツで生まれました。 シューベルトよりも少し後、ショパンやシューマン、リストなどよりも数年前の生まれです。 20代になってからフランスに渡り活躍しました。練習曲には、「18の練習曲」、「12の練習曲」、「25の練習曲」がありますが、近年では、「25の練習曲」が最も演奏される事が多いです。 ブルグミュラーには、弟のノルベルト ブルクミュラーがいて、作曲家としては弟の方がはるかに期待されていたようですが、若くして亡くなっています。
ブルグミュラー25の練習曲
日本では、バイエルなどの初歩教則本の後の段階のピアノ教則本として広く定着しています。 主に小学生の使用が多いですが、中学生や高校生から大人まで幅広い年代の使われている人気教則本です。 曲の長さが1ページまたは2ページの曲で、全ての曲に題名がつけられていますので、とても親しみやすく、25曲の小曲集という雰囲気です。
ブルグミュラー25の思い出
小学校3年生の時に20番の「タランテラ」を発表会で演奏しました。 ブルグミュラーはバイエルよりはるかに面白く、小学校4年生の時に買って貰ったばかりのピアノで、よくこの曲集を弾いていた思い出があります。
ブルグミュラー18の練習曲
私は主に発表会などで使用しています。 「25の練習曲」に比べると高度な曲が多く、ソナチネ程度の生徒さん向けですね。 抒情的で素敵な曲が多いので、積極的にご紹介していきたいと思います。