Little Players News

No.135 2009 6月

街が美しい花々で色づき始めました。
気温の変化が激しい時期です。風邪に気をつけましょう。

エンジョイ・ピアノ⑤

5回目の今月は、先月号でお話した「暗譜」がさらにラクにできるように曲の構成や背景についてお話したいと思います。

曲の構成を考えましょう

曲をやみくもに暗譜するだけの練習は、時間と労力のわりに、忘れてしまいがちです。
丸暗譜ではなく、曲がどのような骨組みになっているのか、興味を持って、楽譜を”読んで”みましょう。

① 調性を判断しましょう

生徒さんに「この曲は何調?」とレッスンで聞くと、そんな事はまるで考えて弾いていないという様子が、しばしば見られますが、
作曲家が何調で曲を書いたのかという事は大変重要な要素なのです。 曲を把握するうえでも大切な事です。

② 拍子を考えて

拍子を感じられる演奏をしましょう。
例えば、よく舟歌のリズムに用いられる8分の6拍子なら、揺れるような2拍子でなど。
拍子の特徴を感じてみましょう。

③ 大きく区切って

曲調が変わるところを考えて演奏しましょう。
楽譜にA、B、Cと記号を書いたりしながら、構成を調べてみましょう。

④ 作曲者について

演奏している曲は誰が書いた曲なのでしょう?
是非、作曲者に敬意を払って演奏しましょう。
そして、その作曲家はどんな人物なのか勉強してみると、もっと素敵な演奏ができると思います。

⑤ 作曲された時代

私たちが勉強している曲は主にクラシックですが、
作曲家の生まれた時代や、作曲された時代、
更に作曲家がどのような気持ちで曲を書いたのかなども大事な手がかりです。 
私は生徒さんの前で演奏する時は必ずお話するようにしています。

頑張りましたシールについて

レッスンでは生徒さんが頑張って練習してきた時に「がんばりました」のハンコをノートに押して、
ごほうびとしてシールなどを差し上げています。
以前は「がんばりました人形」でしたが、そのお人形が、なかなか入手できなくなったため10個で更に別のご褒美と交換していました。
シール10枚で交換サービスは終了しますが、今後も「がんばりましたシール」は継続していきますので、
張り切って練習してきてくださいね!