Little Players News

No.137 2009 8月

夏休み、いかがお過ごしですか?夏バテしないように気をつけて、来月の発表会に備えてくださいね。

エンジョイ・ピアノ⑦

7回目の今月は、練習しているうちに壁にぶつかって苦しんでいる時にどうしたら良いかという事をアドバイスしたいと思います。

弾けない箇所をどう克服するか

発表会が近づいてきましたが、曲を仕上げていく段階で弾きにくい、あるいは弾けない箇所が出てくる事があると思います。
そんなときは…

① 楽譜をよく見て考えてみましょう

練習というと、すぐピアノに向かって闇雲に練習していませんか?
また、判で押したように曲の先頭から、ただ何回も弾く練習をしていませんか?
出来ない箇所やフレーズがあるのに、この練習方法では、なかなか上達しません。
曲の構成をよく考えて、分析してみる事が大切だと思います。
全部の音を弾く事で、音楽が崩れるのなら、まずメロディーラインを弾き、
メロディーをしっかりと覚えましょう。
そして、次に伴奏部分だけの練習をしましょう。
また複数の声部がある曲は、内声部分がどのようになっているか確かめてみましょう。
一音一音確かめるように、ゆっくり練習する事が効果的で自然に暗譜にも繋がっていくと思います。

② リズムが崩れていませんか?

練習している曲は何拍子なのでしょう?
リズムが崩れている生徒さんに質問すると即答できない場合が多いです。
メトロノームを活用していますか?
レッスンでは、自宅でもメトロノームで練習できるように、メトロノームを置いて指導しています。
拍子に合わせてリズムを口に出して言ってみるのも効果的ですよ。

③ 弾けない箇所の前から弾いてみましょう

弾けない箇所を集中して、ある程度弾けるようになったら、
次はその前の小節から弾いてみましょう。
そして、全体を通してスムーズになるように仕上げていきます。

私が発表会で演奏した曲

習っていた教室では発表会は隔年でした。私は小学1年生の時から参加しましたが、今でも演奏した曲を覚えています。

★小学1年 「子供のツェルニー」の中から
★小学3年 タランテラ(ブルグミュラー)
★小学5年 ジプシーの群れ(ベール)
★中学1年 ソナタ第25番「かっこう」 第1楽章(ベートーヴェン)
★中学3年 ソナタ第5番ハ短調 第1楽章(ベートーヴェン)、シンフォニア第12番イ長調(バッハ)
★高校1年 ソナタ第1番へ短調 第1楽章(ベートーヴェン)

高1から音大受験のため声楽を含め3人の先生につき、以降はそれぞれの先生の発表会に参加致しました。