Little Players News

No.142 2010 1月

あけましておめでとうございます!2010年のスタートです。素敵な年でありますように。
今年の発表会は9月12日(日)となりました。

ピアノ Q&Aコーナー①

今月から新しく始まるコーナーです。日頃の練習の悩みや質問などにお答えするという企画です。
 今月は第1回目。お母様の目線からのご質問です。

臨時記号の読み方に時間がかかります 投稿者 H.S (小2) ピアノ歴 3年

Q. 「シャープやフラットの音符の読み方が、なかなかおぼえられなくて困っています。
   目で見てパッと指で弾けるようになるために、何かよい方法がありましたら教えてください。」


A. よく練習してくる遥さん。 もちろん練習したら臨時記号が付いていても弾けるけれど、もっと早く楽譜を読むコツがわかったら、ということですね。

弾く前に楽譜を読みましょう

 ピアノの練習というと、皆さんは、すぐにピアノを弾くことに結び付けてしまうようですが、レッスンでは、楽譜を読み、手拍子で歌ったり、歌いながら弾いたりといった「ソルフェージュ」も行っています。 ピアノを弾くということは、楽譜に書いてある事を読み取り、指を動かすという事をしなければなりません。 口で言うのは簡単ですが、実際にはとても難しい作業だと思います。 まずは、一度に両方をするのではなく、鍵盤から離れて、楽譜を読んでみましょう。学校の休み時間など、ピアノに向かっていない時でも、時間があったら、ちょっと楽譜を開いて読んでみてください。 どんな音か想像できない時だけ、ピアノで鳴らして確認してみましょう。 楽譜を読んで音が頭の中に出てくるようになれば、目で見てパッと指で弾けるという事に一歩近づきますよ。 急がば回れです。

練習方法と初見演奏

 初めての曲の練習。 いきなり弾き始めるのではなく、まず、最後の小節までひととおり楽譜を読んでみます。まだ音が想像できない人は、ピアノで音を確認しながらでも構いません。ただし、弾く練習にならないように。 最後まで読んでから、調や拍子、曲全体の雰囲気をイメージしながら、最初の小節からゆっくり弾いてみましょう。慣れるまでは、欲張らずにメロディーだけを弾いてみましょう。 いきなり弾き始めるよりずっと楽だということに気づくはずです。 全体をイメージして、しっかり楽譜を見ながら、ゆっくりと、正確に。 音符だけではなく記号もちゃんと読んでくださいね。 間違わずに弾く、ではなく、曲を正しく読み取る事が目的です。 そうして、どんな曲かわかってから、弾く練習に入りましょう。音大などの初見演奏の試験では、楽譜を渡され40秒ほどの時間で楽譜を読み、メロディーに伴奏を付けて弾くといったものがあります。 ふだんからきちんと楽譜を読む練習をしていれば意外と簡単です。

“弾く” 前に “読む” これが大切です。演奏の時も同じ、弾いている小節の数小節先を読みながら弾くのです。