Little Players News

No.147 2010 6月

アウトドアが楽しい季節になってきましたね。



今月は、IT関係の仕事をしているH.N さんです。

H.Nです。 数年前まではエレクトーンを弾いていましたが、今はピアノの練習をしています。

先生の良き夫でもありますので、ご存知の方も多いと思いますが、仕事がコンピュータ関係の為、自宅で仕事しております。決して怪しい者ではありません。

もともと音楽は好きでしたので、楽しみながら、少しずつでもうまく弾ける様になれたらいいなと思って、スローペースではありますが、気が付いたらもう15年以上続けていますね。 いまでは大事な趣味として、人生に欠かせないものとなっています。 これからもよろしくおねがいします。

(先生より)

Nさんの最初の発表会は、第1回目の教室の発表会で、ギロックの「魔法の木」でした。自動演奏ピアノに私が録音していたのを聴いて、発表会に出てみたくなったようで、それから現在に至っています。2回目もピアノ、翌年からエレクトーン部門に暫くの間参加してもらいました。クラシックが好きで、コンサートにもよく出かけ、趣味は旅行というNさん。好きなアーティストのコンサートをスケジュールに組みながら東京などへ、また、船で旅を楽しみ音楽を聴くという事などもピアノ演奏にも役立っているのでしょうね。いつか憧れのベートーヴェンのピアノ・ソナタ「ワルトシュタイン」が弾けますように応援しています

ピアノ Q&Aコーナー⑤

今月は先月でお話をした「鍵盤を見ないで弾く」ことが前提となる初見演奏が苦手な生徒さんの悩みについてです

初見演奏が苦手です 投稿者 M.O ピアノ歴 5年半

Q. 「初見演奏が苦手で、短い曲でもつっかえてしまいます。なにか良い方法はありますか?」

A. 
まず、楽譜全体を見てみましょう。 そして、「調性」や「拍子」、「ポジション(弾く位置)」を確かめます。
初見が苦手な人は、あまり楽譜を見ないうちに弾き始める傾向があります。
例えば調性が「ト長調」だったとき、判断しないで弾くと、ファの♯(シャープ)を落として弾き、
その結果、変な音になりますので、その時に気づく事が多いです。
気づかずに変な音のままという人も結構いますよ。
また、何拍子なのか把握しなで、感覚で弾く傾向もみられます。
一定のテンポで数えながら弾く習慣をつけましょう。
ピアノランド①など、最初に習った楽譜などで初見の練習をしてみましょう。
初見演奏は、楽譜を見ながら弾けないと出来ませんので先月号でお話した「鍵盤を見ないで指の感覚で弾く」という事も大切です。

弾きなおさないで弾きましょう

みなさんは、ピアノの練習をする時、違う音を弾いてしまったり、うまく弾けなかったりすると、
弾きなおしていると思います。
練習の時は、それでよいですが、初見演奏は、「演奏」ですから、弾きながら練習をしてはいけません。
たとえ間違ったとしても、できるだけ曲の流れを崩さず弾いてください。
プロのピアニストのコンサートでも、時々ミスタッチや、次のフレーズにいけずに、同じフレーズを繰り返したりすることもありますが、
そのことに全く気づかない人も居るほど、「演奏」ということを大切にしています。

初見は譜読みで練習できます

「初見演奏」というと、なんだかとっても難しく感じると思いますが、曲を初めて弾く練習の時は「初見演奏」と同じです。
ゆっくりのテンポで最後まで弾いてみましょう。
ただし、音楽的に深い勉強をするうえでは、指使いや、細かい表現などが必要となりますので、
間違えても止まらない「初見演奏」の練習とは異なることを知っておきましょう。
8小節~16小節くらいの短い曲、みなさんがレッスンで使っているソルフェージュは、「初見演奏」に最適です。
いきなり弾き始めず、楽譜を読んで、心の中で弾くイメージをしてから、実際に弾く練習をすると効果的です。
新しい楽譜でうまく出来ない人は、既にレッスンで終わった楽譜を使って試してみましょう。
普段の練習に、この練習を、5分~10分程、取り入れるだけで、1ヵ月後、2ヵ月後にはずいぶんと変わってきますよ。