Little Players News
No.149 2010年 8月
夏休み、いかがお過ごしですか?今年は猛暑と言われているほど暑い夏ですが、発表会に向けてピアノの練習は爽やかに。
ピアノ Q&Aコーナー⑦
みなさんは、どれくらい練習していますか?今月は思うように練習がはかどらないという質問です。
1時間ピアノをひくことができません 投稿者 R.M ピアノ歴 6年
Q. 「1時間ピアノをひくことを目標たてても、なかなか1時間ひくことができません。どうしたらよいでしょうか?」
A.
練習を始めるときに、まず、「今日は○○○を目標にして練習しよう」と考えてみましょう。 「○○○」は、「課題の曲が弾けるよう」にといった漠然としたことではなく、「3小節目のトリルが綺麗に弾ける様に」とか「ゆっくりメトロノームに合わせて最後まで流れる様に弾けるように」とか、あるいは、「どの小節からでもぱっと弾き始められるか確認してみよう」とか、レッスンを思い出しながら考えてみてください。思い浮かばなかった人は、次のレッスンで、「どういう練習をしたら良いですか?」と先生に質問すること! 目標もなく、1時間なんとなく弾くだけでは、あまり練習の効果は出ませんし、1時間が長く感じられます。逆に目標を決めると1時間なんてあっという間ですし、練習効果もバッチリ出てきますよ。
練習の仕方を工夫しましょう
曲に取り組むときは、どんなに長くても、ゆっくり最後まで弾いてみることが大切です。 しかし、読譜力が弱かったり、鍵盤の感覚が身についていないと、楽譜を目で追いながら両手で弾く事はできません。そういう人は、すぐ弾かずに楽譜を読んでみましょう。 拍子記号を見ます。 そして、調号を見て何調か調べます。 例えば、4分の4拍子なら4回手拍子をしながらメロディーを歌いましょう。 この練習は、とても効果的ですよ。 まずは、「ソルフェージュ」の楽譜でやってみてください。
有意義な練習をしましょう
1時間は練習時間としては足りないと思いますが、それでも、毎日1時間、有意義な練習(良い練習)ができたなら、みるみる上達することと思います。 短い時間でも工夫次第で濃い練習になります。 最初の日は、楽譜を読んで歌うだけ。 次の日はまず歌って(復習)、それから、メロディーを弾いてみる。 その次の日は、まずメロディーを弾いてみて、それから、左手も弾いてみる。 といった工夫をしてみてください。初日から1小節目から両手でつっかえながら練習するより、ずっと楽しく、楽に練習できると思います。
練習日記を付けてみては
今日、どういうことを練習したかを、ノートにメモしてみてはどうでしょうか。 次の日の練習、次の曲の練習にも役立ちますし、先生もレッスンの時に、みなさんがどういう練習をしてきたか、見てみたいです。
発表会の服装について
毎年、質問がありますので掲載していますが、ステージの上で演奏し、お客様に聴いていただくので、フォーマルな服装を心掛けてください。例えば、結婚式に出席する時などをご参考に。 曲のイメージに合わせて、色を選ぶとか。 女の子ならドレスも素敵ですね。 大切な事は、きちんと見えることで、ブラウスにスカートでもOKです。