Little Players News

No.152 2010 11月

秋も深まり、冬が近づいていました。風邪をひきませんように、暖かくしてくださいね。

ピアノ Q&Aコーナー⑧

今月は、ベテランの生徒さんであるYさんならではの長年ピアノを弾いてきての疑問とお悩みについて。

ピアノを綺麗に弾けるようになるには 投稿者 K.Y ピアノ歴 15年

Q. 
(1)音のつながぎがぶつぶつと切れてしまい、ラインがきれいに聴こえない。
(2)トリルのように指をたくさん動かす時にタッチができない音があったり、からまったりしやすい。
(3)小指、親指で音を鳴らす時のバランスが難しい。
(4)和音がガチャガチャしやすい。
(5)1曲集中して弾けず、ちがうことを考えているうちに音が分からなくなる


A. 
(1)レガート奏法(なめらかに弾く事)ですが、音と音を綺麗に繋ぐには指を鍵盤から離さないように次の音を弾くまでしっかりと押さえて弾く事です。 タッチは指の腹で弾きます。 

(2)鍵盤から指を出来るだけ離さないように素早く弾くのですが、力が入って打鍵ができない事が原因です。ゆっくりと弾いて指の動きを見てみましょう。 トリルはあくまで装飾音ですから、最初は少ない音で綺麗に弾く事を心掛けてください。 指使いも工夫してみましょう。

(3)和音を弾く時にソプラノの音がメロディーになる事が多いので右手の小指5番の指を意識する事が大切です。 この時、親指は強い音が出ないようにバランスを考えてコントロールしなければなりません。 口で言うのは簡単ですが聴く耳と、練習量が必要です。

(4)3と同じです。 声部を考えて音を鳴らす事と、和音の粒を揃えて綺麗な響きで演奏しましょう。 弾きながら自分の音を聴くのがポイントです。和音は全部の指が鍵盤に着地してから、鳴らしましょう。

(5)演奏時は多くの事に気を配らなければなりません。 今弾いている箇所を聴きながら、次のパッセージに繋いでいきますので、やる事がいっぱいあり、1曲演奏するためには、ものすごい集中力が必要です。 自分の音を聴き、次の音、フレーズ、曲の流れのイメージを持って演奏に臨めば、より高い集中ができるようになると思います。

風邪が流行っています
寒くなり、教室でも風邪をひく生徒さんが増えています。咳が出る時はマスクをしてきましょう。 また、手洗いとうがいを徹底して風邪の予防をしましょう。