Little Players News
No.156 2011年 3月
雪も融けてきて、春の訪れを感じるようになりましたね。
今年の発表会は9月18日(日)を予定しています。
ピアノ Q&Aコーナー⑪
今月はR.Mさんからの2回目の質問です。
思うように弱い音が出せません 投稿者 R.M ピアノ歴 6年半
Q. 「強弱をつけようとがんばって、自分では弱く弾いているつもりでも、なかなか弱くしたりできません。どうしたらよいでしょうか?」
A. 楽譜にはいろいろな指示が記号で書かれていますが、 同じf(フォルテ)や、p(ピアノ)の指示でも、それが曲のどこで出てくるのかによって、強さも弾き方も変わってきます。 大事なことは、強弱は指の力ではなく、心で表現するものだということです。 作曲家が書いた記号を頼りに、曲の流れの中で、その部分をどのくらいの気持ちで弾くのが良いか、ということを、自分自身でイメージしてみてください。 そうすれば、自然とそういう音になってくるはずです。 そして、弱い音だからといって、指だけでなく、 手首や体を柔らかく使うことも大事ですよ。 曲の流れがわかってくると、呼吸(ブレス)もできるようになりますが、歌を歌う時と同じように、その呼吸も、強弱を付けるのにとても大切です。
間(ま)を上手に使いましょう
フレーズとフレーズの間や、フォルテから突然ピアノになるところなどでは、次の音へ突進せず、ほんの少し立ち止まってから、次の音を丁寧に弾いてみてください。
普通はここがブレスの場所になりますが、これが「間」というものです。 このことで、弾く人はラクに演奏できますし、聴く人にも自然に聞こえます。 役者さんも、台詞の「間」を大事にしますが、ピアノの演奏も同じようなところがあります。 テンポの速い曲でも、最初はゆっくりと、上手に「間」を使うことができるように練習してみてください。 自然と強弱の幅も広がってくるはずです。
グランドピアノでのレッスンをイメージして
電子ピアノの鍵盤はスイッチで、鍵盤を押した時に録音された音が再生される仕組みな為、強弱や音色の変化を感じながら練習するのは難しいです。電子ピアノで練習するときは、教室のグランドピアノで弾いた時の感触を思い出しながら練習すると良いでしょう。