Little Players News

No.161 2011 8月

夏休み、いかがお過ごしですか?来月は発表会ですね。宿題もピアノの練習も頑張ってくださいね。
発表会は9月18日(日)です。

ピアノ Q&Aコーナー⑮

みなさんは、1曲仕上げるのに、どれくらい時間がかかりますか?今月は、どうしたら早く曲が弾けるようになるかという質問です。

曲を仕上げるには 投稿者 R.I ピアノ歴 5年

Q. 「曲のしあげに時間がかかり、手間取ります。何か良い方法はありますか?」

A.
 新しい曲に入ったら、まず何をしますか?
 先生は、まずは、何調かを考えます。
  シャープやフラットがどの音に付いていますか? それから、実際に、その調のスケール(ドラミファソラシド)を弾いてみましょう。
 次は拍子です。四拍子ですか?三拍子ですか?それとも二拍子?あるいは、八分の六拍子かな?
 拍子がわかったらどんな拍子か手で叩いてみましょう。 曲の最初に曲の速さが書いてある時はその速さで。 一拍目を少し強く、他は少し弱く。
 ここまでを毎回ちゃんとやっている人は曲の仕上がりが早い人が多いです。
 え?まだ1小節も読んでないって? そうですね。でもここまでが本当に大事なのです。
 ピアノに限らず何かに挑戦する時は、その何かが、どういうものかをまず考える事が大事です。

 さて次は、譜面をパラパラとめくって最後の終止符まで音符をゆっくり読んでみましょう。 まだ弾いちゃダメ。 読むだけですよ。 
 読むときは、「ここがメロディーじゃないかな」なんて、メロディーを探しながら読んでくださいね。 
 リピート記号があるときはちゃんとリピートもします。 余裕のある人は音の強弱も意識して読んでください。
 さぁ最後まで読みました。 なんとなくメロディーがわかりましたか?
 曲の元になる短いメロディーを「モチーフ」といいますが、そのモチーフがすこし変化しながら何回か出てきたりしますね。
 モチーフをちょっと鍵盤で弾いてみましょう。
 ここまできたら、もう随分この曲がわかった気になっていませんか? それ、とっても大事です。

 なんとなくわかってきたら、そのわかってきた事を頼りにいよいよ、今度は最初から弾いてみましょう。
 強弱もつけて。 
 難しい和音とかは最初はパス。 弾けそうな音符だけで良いですから、最後までゆっくり弾いてください。
 ますますわかった気になって嬉しくなります。 ここまで来たらもう大丈夫。
 さっきパスした音のところに戻って、そこだけ練習してみます。 
 パスしたところが全部うまく行ったら、最初から通してみましょう。
 慌てないように、自分が弾けると思ったテンポの倍くらい遅く弾いてください。
 この時、メトロノームを使ってぴったり合わせる練習をします。

 ここまでできたら、そろそろ1回目のレッスンですね。 その次にどうすれば良いかはレッスンで説明しましょう。

発表会の服装について

 ステージの上、お客さまの前で演奏するのですから、フォーマルな服装を心がけてください。 結婚式に参加する時や、入学式などの服装をイメージしてみるとよいでしょう。  曲のイメージに合わせたドレスも素敵ですが、要は「きちんと見えること」が大切です。 ドレスも素敵ですが、ブラウスにスカートでも構いません。 制服でも良いですが、せっかくの機会ですからキメテみませんか?