Little Players News

No.171 2012 6月

爽やかな季節の到来。北海道の6月は、緑豊かで花々も美しく良い季節ですね
今年の発表会は9月16日(日)を予定しています。

今月は、教室で人気のある「楽聖」と呼ばれたベートーヴェン(1770~1827)が愛用したものや、気質についてお話したいと思います。

ジョージ・ガーシュイン

ガーシュインは、ロシア系のユダヤ移民という家庭に生まれました。 ガーシュイン自身は白人でしたが、黒人音楽であるジャズに傾倒し、世界で初めてジャズのコンサートを開きました。 代表作「ボーギーとベス」は黒人オペラであり、そこから数々の名曲がジャズのスタンダード・ナンバーになっています。 有名な「サマータイム」ですが、ヒロインのベスが歌う子守唄だという事を、実はこの記事を書くために調べて分かったところです。 何度となく弾いた事がありますが、子守唄だと分かっていたら、また雰囲気が変わっていただろうと思いました。

ラプソディー・イン・ブルー

1924年、リンカーン大統領の生誕記念日の2月12日にこの名曲が誕生しました。 ガーシュインが26歳の時、自らがピアニストとして演奏し、大成功を収めました。 ブルースやジャズの持つ「ブルー」な雰囲気を持ち、クラリネットのグリッサンドで始まる、今まで聴いたことがないような不思議な音色に、当時の観客も釘付けになったそうです。

思い出のアルバム

中学生の時に毎月のお小遣いで2枚のレコードを選ぶのが楽しくて、次に何を手に入れようかとリストを作っていました。 PMFの創設者であるレナード・バーンスタインの弾き振りでガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」と「パリのアメリカ人」の2曲が入ったアルバムがお気に入りでした。 初めて「ラプソディー・イン・ブルー」を聴いた時は、なんて面白い曲の入り方なのだろうと思いましたが、面白かったのは冒頭だけではなく、曲全体が斬新で、私は今まで聴いたことがないその音楽に夢中になりました。 B面(レコードの裏側)の「パリのアメリカ人」という曲もまた素敵で、すぐに引き込まれてしまいました。 情景が目に浮かんでくるような楽しい音楽です。 皆さんもお気に入りの音楽が見つかりますように。 是非、興味を持って色々な音楽を聴いてみてください。