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エレーヌ・グリモー

3連休ということでしたが、あまり関係なく過ごしました。明日はクリスマスイヴだけど、これもちょこっとだけで良いです。

月刊「ショパン」の1月号にエレーヌ・グリモーの特集が載っていますが、綺麗な人ですよね。演奏はというと、そのしなやかで美しい容姿からは想像もつかないくらい男性的で激しいというか鋭く、TVで放送されたリストのロ短調ソナタを聴いて驚いたものです。思い切り好きなタイプのピアニストなので機会があったらコンサートに出かけたいです。バルトークのルーマニア民族舞曲も素敵な演奏でした。

狼と暮らすというピアニストという事でも知られていますが、狼と暮らす生活で人間性を取り戻すなんて話はちょっと信じられませんでした!世界的なピアニストとして活躍している彼女は、野生オオカミ保護の活動と両立させながら、更に演奏に磨きがかかっているようです。

「生まれ変わったらブラームスになりたい」というグリモー。そのブラームスのピアノ協奏曲第1番&第2番が収められたアルバムが出ているということで、お正月の間に聴きたいと思います。

ピアニストは多くの事を犠牲にして、かなり多くの事を放棄してでもピアノが好きで、人生の全てをピアノに捧げる覚悟がなければ出来ない仕事だと彼女は言います。ん、あの孤独なイメージは、まさにそこにあるのだなぁと思いました。

みかこ