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その人その人に合ったレッスンを心がける

先週、余市港にある海上自衛隊の基地というか艇を見学してきたばかりですが、まさか同じ場所で投身自殺かも知れないというニュースが飛び込んできて、びっくりしています。それに、広島の呉で起きた釣り船との衝突も、何故気が付かなかったのか不思議で驚いています…。

レッスンは、その日その日で色々な事に直面します。小6の生徒さんが中学に上がる春は環境の変化に心身ともに気弱になる時期なので、今から少しずつ、こういう時にはこうしようと伝えていこうと思っています。5月、6月にピアノはもう無理と思い込んでピアノから離れるケースが多いのですが、そのわずかな時期を乗り越えられるかどうかなのですよね。ピアノと長く付き合っていけるかどうかは。それにしても、またダンマリな状態に戻ってしまったのかなって心配していると、暫くしてから、とても小さな声で返事があるので、気持ちを長く持たなくてはいけないなぁ反省した。返事が遅かったり、反応が遅かったら、その時に出来るだけのレッスンをしようと思えば良い訳で。ひとりひとり違う訳だから、その生徒さんに合ったペースで進めなくては。

小さい子でもプライドが高い子は、レッスン前の様子で大体把握出来ます。今日は表情が曇りがちだったので、あぁ上手く練習が出来なかったのだと思いました。やはり表現を工夫して、励ましながら練習方法を説明すると、今日は泣かずに、うんうんと頷きながら説明を聞いてくれました。

お母さまから負けず嫌いだと聞いている小さい子も、「今日はリズムがどこかへ行ってしまったね~。」なんて言い方をしたら、苦い表情から笑顔になっていました。家に帰っても自分で練習が出来るように指導するのが、私はレッスンだと思っています。出来ない時、「家で練習してきます」と言う生徒さんが多いですが、分からないままにしておくと次のレッスンでも同じ状態が続きかねないので、やはりレッスンで抱えている問題に対して、どう向き合って練習するかを説明するのが先生の役割なのだと思います。

はじめさんには、私は生徒さんに対しては良いレッスンが出来るのに、どうして自分に対してはそう出来ないのか不思議だと時々言われます。客観的に自分の演奏を聴いて、自分自身にも指導できるようになりたいと思っていますが、自分のレッスンは難しいです。

みかこ