Categories: ピアノ piano

柔らかいタッチで滑らかに弾く

先日、ヤマハに買い忘れた楽譜や音楽ノートの他に、更に追加注文した楽譜もあったのだけれど、明日、担当のNさんが届けてくださることになった。楽譜を立て替えないという先生もいらっしゃるけれど、此処は田舎なので経営者としては、新しい生徒さんをいつでも迎えられうように、また継続している生徒さんが次に進む楽譜などをいつでも渡せるように楽譜はストックしておかなくてはならないと思っています。

習って半年の生徒さんは、とても練習熱心で毎日1時間程練習しているそう。ピアノを弾くというイメージは、指をバリバリ動かすという風に感じているのかも知れないと思いました。もちろん、マルカートなど音をハッキリと鳴らす時はバリバリ弾きますが、今大切なのは、指を鍵盤に乗せた状態で指が鍵盤から離れすぎたりしないように、レガート奏法で弾く練習だと思います。しかし、口で言うのは簡単ですが、これが出来るようになるには時間を要します。力が入っていると、打鍵する前に指が上がって叩くタッチになります。そうすると音が硬く綺麗ではありません。また、親指が鍵盤に乗っていない生徒さんも意外と多く、何回も乗っていない事を指摘して、家での練習は自分で気をつけるようにしないと、練習熱心な生徒さん程、どんどん悪い癖がついてしまうから怖いところです。だから、レガートで弾くとこんな感じになりますと言って、何度も生徒さんに弾いて聴いてもらい、タッチを確認してもらう事が大事だと思います。

忙しいベテランの生徒さんは、音から音に飛ぶのが苦手だと言います。しかし、ピアノは音から音に飛べないと(移動しないと)弾けません。ミスタッチするのを恐れて鍵盤を凝視しがちですよね。だから楽譜を見れなくなる。音が分からなくなる。これでは悪循環です。目は楽譜を見て、指を見ずに弾いてもらいましたが、凝視している時より弾けるのです。右手だけ和音から和音へ鍵盤に移動する練習。これは、どこか一つ取り出して練習するとすぐ出来ます。勿論、譜読みが出来ている状態の時に。今日は随分と良くなりました。

プロの演奏は、音から音への繋がりが優雅で、意図も簡単に弾いているように見えますよね。実際そうなのですが。しかし、そこに行き着くまでの練習量が半端じゃないです。

みかこ

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