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雪をキャッチして離さない

ピアノを弾いていると、レース越しの陽射しが眩しいくらい。そういえば、レッスン室がある北側の屋根に雪止を2年ほど前に付けたのだが、いつもレッスン室のトップライトから雪に覆われている光景を想像するだけで私は満足していたのかも知れない…。いや、外へ出て、ちゃんとこの目で見なくては!

何故だろう。僅かな雪かきの時にでさえ、雪かきする事に専念してしまうのか、屋根を見ていない。3月になってだいぶ気温も上がった時があったが、棟梁のニシムラさんがおっしゃっていた通り、雪を乗せたままになっている。携帯で写真を撮ってみたが、凄い事だと感心した。しかし、はじめさんには今頃こんな事を言っている私の方が驚きだと笑われた。確かに…。

家を建てる時、北側の屋根の傾斜がかなりキツイので、お隣から2.5メートル開ける設計だった。車がすっぽり入るくらいあるので、勿体無いなぁと思うのだが、これだけ開ければ、お隣に雪も入らないだろうと思った。お隣と折半して言われたままの高さで塀も建てた。しかし、雪は想像を超えて飛ぶという事が分かった。

良い雪止めが出たというのをニシムラさんに聞いて、ようやく取り付けられたのだ。見事な迄に雪をキャッチしているが、大きな氷柱が出来てしまうので、それが怖い。教室の新聞にも屋根の下には絶対に行かないように注意を書いているのだけれど、雪が消えてなくなるまで油断出来ない。ちなみに、南側には雪止めを付けていないので、屋根から落ちる雪の量が半端ではなく、かなりの高さの雪山になっていた。雪は、しばしの間、雑草を押さえつけてくれる役割を果たしてくれるけれど、ほとんど好感を持たれない存在だと思う。

みかこ