仕事に区切りがつかないのか、はじめさんが2階から降りて来ないので、お蕎麦の予定だったが簡単パスタを作ろうと思った。最近、お一人様用っぽいチンしてすぐ食べれられる素敵なお惣菜がイオンにあり、安売りしている時に買ってくるのだが、これが便利。野菜とお肉がゴロゴロっと入って良い味付けになっている。これに玉ねぎを一玉薄くスライスして炒めて茹で上がったパスタとあえる。玉ねぎをスライスしたところで、はじめさんが降りてきた。はじめさんは、パスタを炒める派なんだよね。ちょっとカロリーが高くなるのだ。

昼食を終え、コーヒーを飲んでいると今夜レッスン予定の生徒さんから電話があった。「大丈夫ですか?」「はい、大丈夫ですよ」
レッスン出来るという意味で大丈夫だと答えたが、彼女は膝を心配して電話してくれたのだ。この細やかな心遣いは、発表会の時にも危機を救ってくれた。「動物の謝肉祭」の時、出演者の最後の生徒さんを、うっかりアナウンサーが読み落としてしまったのだが、袖に居た彼女が気づいて、一旦出演者は舞台から袖に戻ったのだけれど、呼ばれなかったMちゃんを私はすぐに舞台に連れていった。小学生の時に出演した経験があり、その時に終曲がカッコイイ曲でそれを弾いた先輩の事なども思い出しながら聴いていたそうなのだ。今日、書いて持ってきてくれた感想文にも、私の事や、ショパンの舟歌がとても好きになったと書いてあった。周りの状況や人の気持ちが分かる子。いや、もう子供じゃないなぁ。将来、良い先生になると思う。

ちょっとハードなレッスンだった。夕食後、ソファでうとうとしていたら、幼な馴染みのKから電話が。気になっていた。発表会が終わったら、私から電話する事になっていたのだが、この状況でどうしたものかと思っていた。やはり、かかってきた。それで、膝の事を話すと、「まさかあれからずっと引きずっているとは思わなかった」と。そして、「ミカちゃんとは大学病院で会うわ!」と言う。えっー。まぁ札幌に住んでいるKには余市で会うより良いのかも。今度は手術を終えてから電話する事になった。相変わらず凄いパワーで、電話でも圧倒される。術後に病院で会うのがコワイ、いや楽しみだ。(笑)

Kは「がんがら」のマスターの妹Rと先日会ったのだという。Rも「ミカちゃんに会いたい!」と言っていたよと。「それにしても、まさかRのお兄さんだったとは、驚きだった」と言うと、Kは「あんな日本人離れした彫りの深い顔、そんなにいないでしょ」 確かに…Rも彫りが深い顔立ちで、いわゆる美少女だった。「でも、お兄さんとはずいぶん歳が離れていて、私たちが小学校の頃遊んでいた時には、札幌に出て仕事していたからね」…なるほど、そうなのか。それで全く接点が無くて知らなかったのだ。あの時、たまたまKの弟さんに逢わなかったら、ずっと分からないままだったのだろう。Kには「運命を感じるよねっ!でも、私たちも若くないんだから、ミカちゃん。身体気をつけてね!!」「それにしても、ミカちゃん。HP見たけれど、子どもたちを一生懸命、教えてるんだね~」「ん、まぁ好きだから」

Kはきっとまだまだ若いだろう。私も膝が治ったら、ますます若返ってやるのだ。(^-^)

みかこ