Categories: ピアノ piano

互い違いのリズム

受験のため、体調を崩しているため、諸事情のためと
2月はレッスンをお休みしている生徒さんが居て淋しい。
体調を崩している生徒さんは、どうしているかなと思って電話してみると、
元気そうな声の本人が出てホッとした。
私もリハビリ中だが(本人はあまり自覚がない)、リハビリを兼ねて
1週早くレッスンしてみない?と提案すると、「はい、ありがとうございます!」と
明るい声で答えてくれたので、とても嬉しく思った。
荒れ模様の今日は、朝からレッスン室のグランドではじめさんが猛練習していた。
左手が8分音符、右手が3連符のリズムが連続で出てくる曲が聴こえてきた。
たいていの生徒さんがシンコペーションになる。
私もドビュッシーのアラベスク1番を中2の時に弾いた時、
このリズムが流麗に弾けたらなと思った。
そういえばベートーヴェンの1番の終楽章にも出てくるけれど、
テンポが速いので、このリズムの部分はメロディーが崩れやすく要注意だ。
決まるとカッコイイ曲だが、精神的に難しい曲でもある。
ショパンやリストの連符はもっと複雑だ。
例えば、みんなが憧れるショパンの「幻想即興曲」。
「伴奏の6連符と右手の16分音符で動くリズムのくいちがいが面白い効果を出して
華やかな中にも豊かなロマンを湛えている曲ですね」などと、
私の「Imaginary Path」のページに書いています。(^^;
「右手の速い動きに気持ちを捕らわれ過ぎないように、
左手のバスの音をよく聴き、万華鏡のような美しい模様を織りなすよう、
左手は舵を取っていく役割のように感じて練習しました」
私なりの練習方法です。

みかこ