明日は体験レッスンと大人の生徒さんのレッスンがある。
週末には旅行にも出かけるので、しっかり弾いておこうと思い、
ハノンの最初から練習開始。発表会後だからといって、あまり弾かないでいると
簡単に指は鈍り、緊張感から開放されて、良い演奏ができない事が多い。
同じ曲を勉強するにも初心に帰らないと駄目だなぁと思うのだ。
終わったばかりは興奮でいっぱいで、見えない(気づかない)事も多々ある。
今回は特に時間がかかり長かったのにも関わらず、最初から最後まで熱心に
聴いて下さった方が多くいらして、あのパイプ椅子と狭い座席の中で聴き続けるのは、
どんなに大変だったろうと思います。プログラミングも、もう少し改善したいと思っています。
会場のピアノは象牙の鍵盤で、普段と勝手が違って指が滑らず、
今回ピアノで参加した、はじめさんは、かなり焦っていました。
音は会場には届いても、自分には届かないので、その感覚が難しい。
もっと良い会場、もっと良いピアノで弾きたいけれど、
地元を離れた場所となると、色々な問題が出てくる事でしょう。
これが一番頭が痛いところだけれど、発表会が終わるとやめる生徒さんが居る事も
残念に思います。それを発表会直前、どうかうすると終わってから急に言われると、
スケジュールを組んでレッスンしているのに、反省会もできずになんだか中途半端で
後味の悪い感じがします。
ハノンの途中でかかってきた電話で、練習意欲も無くなりかけたけれど、
ここは切り替えが大事なのだ。そう思い、新しい曲の譜読みしていると、
だんだんと穏やかな気持ちになれるのは、やっぱりピアノの魔力だと思います。