現代のスーパー・ヴィルトゥオーゾ。
「アムラン・プレイズ・リスト」のCDを1枚だけ持っている。
リストの「3つの演奏会練習曲集」より2番「軽やかさ」、
3番の「ため息」が、とても素敵な演奏でお気に入りだ。
1曲目にベルリーニの歌劇「ノルマの回想」を持ってくるあたりは
流石はアムラン。マニアックな選曲だと思う。
リストの「ハンガリー狂詩曲」は、まだ1曲も勉強していないので、
今年は全19曲から、どれか演奏してみたいと思っている。
はじめさんがYouTubeで検索したところ
Hamelinという人の演奏が何曲か出てきた。
聴いてみると、とてつもなく上手い!
「ハーメリンやるなぁ」と連発する はじめさん。
私も、すっかりハーメリンの演奏にのめりこんで聴いていた。
まさか、そのハーメリンがアムランだったとは。
Marc-Andre Hamelin マルク=アンドレ・アムラン
アムランと読むのか….
知ったのは、つい先日の事である。(^^;
ペータース版とブタペスト版を購入したのは正解だった。
有名な2番などは随所にカデンツァがあり、しかも何通りもあるのだから驚く。
リストはその時その時で色々な演奏をしていたのだろう。
ペータス版には、それが全く記されていないが、ブタペスト版は面白い。
色々な人の演奏を聴いているが、原曲通りに演奏している人、
ところどころカデンツァを入れている人など、実に様々。
そして、ホロヴィッツ編やラフマニノフ編があり、アムランも独自の
カデンツァを演奏している。
最後のカデンツァでは、及川浩治さんの演奏が私は好きだ。
全体的には、もう少し切れがあって、ラッサンの部分は
アンダンテなので、あまり遅過ぎない方が私は好みだ。
ミシャ・ティヒターというピアニストの全曲演奏のCDを持っているが、
この人の演奏が今のところ一番好き。最後のカデンツァは、オリジナルなのかしら?
とにかく色々な演奏があって面白い。弾けたら、もっと面白いと思う。