8月2日(日)
快晴で海も空も綺麗です。朝7時半に出発して芸術の森へ向かいます。
芸森に到着。まだ10時前なのに、みなさん早いです。今年のオリジナルTシャツに早速着替えた はじめさん。なかなか似合っています。
フレンズの4列目に居ます。一般の方たちより優先で入場出来るという事です。ピクニックコンサートは当日券で買っています。過去に母の分と3枚買っておいて無駄にした事があったので。
それにしてもあっついです。はじめさんは駐車場を3往復して汗だくでした。落ち着いてから着替えたら良かったのに。(^^; 黄色の帽子とカラフルな洋服が私です。
チキンや帆立の燻製。ブタナンコツのスモークのサラダ、玉子焼き、オリーブなどを持参してので、おにぎりとパンだけお店でゲットしました。野外コンサートはグラスに氷をたっぷり入れて、白ワインに炭酸を少し注ぐ飲み方をします。これだと、あまり酔いません。お天気が良かったからか、芝生席もびっしりでした。テントも沢山あってカラフルでした。
今回は毎年プログラムの最初に札響が登場するのに参加がありませんでした。更に驚いたのは、ベルリンフィルの指導を受けたという北星学園付属高等学校吹奏楽部が3曲を演奏したのですが、メチャクチャ上手かったです。若いって素晴らしいなと思いました。
今年も司会は天羽明恵さん。オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」からオランピアのアリアを披露してくださいました。お人形として登場、パワーが無くなると指揮者のダニエル・マツカワさんがネジを回すのですが面白かったです。
その後、色々なアンサンブルがありましたが、中でもヴォーカル・アカデミーによるオペラアリア。ヴェルディの歌劇「リゴレット」から四重唱が素晴らしかったです。リストの「リゴレットパラフラーズ」を演奏した事がありますが、この四重唱のオペラを見事にピアノ曲にしてしまうリストって、本当に天才だと思いました。
モーツァルトのディヴェルティメント第17番K.334から「メヌエット」「アダージョ」「ロンド」に出演されたライナー・キュッヒルさんのヴァイオリンに釘付けでした。お顔が赤かったから目立っていましたが、出てくる音が違う。流石でした!
恒例のホルスト(田中カレン編)PMF讃歌~ジュピター~を、なんとワレリー・ゲルギエフの指揮で歌いました!2オクターブの音域があって、大変難しいのですが、壮大なこの曲を大声で歌ったら気分爽快でした。
プログラムの終盤になって、ようやく涼しくなりました。ここからゲルギエフの指揮なので聴き応えがありました。まずはロッシーニの歌劇「ウィリアムテル」序曲からです。私は赤ワインを飲みながら聴き入りました。(^-^)
続いて、2015チャイコフスキーコンクールのゴールドメダリストによるラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番ハ短調 作品18です。ピアニストはドミトリー・マスレエフ。少年のようで華奢なピアニストでしたが、芯の強い音でした。はじめさんは、やや物足りないとの感想でしたが、アンコール演奏もあって、面白い曲を披露してくれました。
いよいよプログラムの最後はショスタコーヴィチの交響曲 第10番 ホ短調 作品93。去年は有名な5番でしたが、この10番もいかにもショスタコという感じの曲でした。スターリンが他界した直後に書かれた作品で第2楽章はスターリンを描いたそうです。第3,4楽章は自らの名前であるDmitrii SCHostakowitchによる音型D-Es-C-H=レーミ♭ードーシが頻繁に登場します。最後はDSCH音型を華やかに鳴り響いていたのが印象的でした。
時代の背景から謎に満ちた作曲家と言われていますが、一度じっくり全曲を聴いてみたいです。終演は午後6時30分頃でまだ明るかったです。熱心な聴衆が年々増えているように感じました。周りの席は独りで聴いている人が意外と多く、若い人も多かったです。これからもPMFがずっと続いていきますように心から応援します!