昔から反抗期であろうと思われる生徒さんは時々居る。
小学5,6年生の女の子に多く、
返事をしない、平気であくびをする、口答えをするなど
気持ち良くレッスンできない態度だ。
まずは軽く注意をするが、目に余るようだとガツンと叱る事も
時には必要だと思う。
本人も悪いと思っているようで、大抵のお子さんは泣く。
叱ると、やめるのではないかと臆病になってはいけないと思う。
駄目な事を叱る大人が居なくなってはね…
ご父兄の前でも叱る事があります。駄目な事は駄目だから。
本が好きで、夢中になりレッスンの時間を忘れてしまうほど没頭してしまう
生徒さんが居る。レッスンバックには、いつも本が入っている。
ピアノは好きだけれど、練習は嫌いな子だ。
「本を読むのは好きなのに、楽譜を読むのはどうして嫌いなの?」と聞くと
「楽譜にはストーリーが無いから」と、その子は言った。
「えっ!?」と驚く私。
「楽譜にもドラマのようなストーリーがあって、目で追っていくだけで
音が鳴り、なるほど!こういう曲なのかって分かるんだよ」と話した。
「実際に弾いてみたら、もっと色々な発見があり、奥深いものなんだよ」と
付け加えた。
「へぇ」と、少し興味を示してくれたので、楽譜を読む段階から
ドラマティックなレッスンを展開していかなくちゃと思った。
色々な生徒さんが居て、レッスンは奥深いと思う今日この頃です。