ここのところバッハのインヴェンションから練習に入っているが
15曲全部弾いて、おおよそ30分。
調に合わせてスケールとアルペジオを加えたりすると効果的だと思う。
生徒さんのレッスンでは、常に調を意識してもらうために
調の確認とスケールを弾いて練習しています。
子供の頃、習っていた先生はインヴェンションとシンフォニア全30曲を
全て暗譜しているとおっしゃっていました。中学生の頃だったと記憶してるが
先生って凄いなぁと思った。ステージでは演奏しない先生だったけれど
お手本を弾いてくださるのが嬉しくて、早く合格して次はどんな曲なのか
聴きたかった事を思い出す。
高校の頃に習っていた先生は、夏休みや冬休みの宿題にインヴェンション全部
とか、シンフォニアから数曲とか、ツェルニー30番全部とか、40番の前半20曲
とかスパルタレッスンだった。これにスケール全調やピアノソナタが加わり
何時間も練習しないとならなかった。
新しい曲では、どんな曲なのか自力で勉強するのが当たり前だった。
厳しい先生だったが、レッスンで弾いてくださる先生の音は骨太で説得力があり
先生って凄いなぁと思う事の連続だった。
若いころはテクニックを付けるために、ある程度の曲数をこなすのは大切だと思う。
若くはない何年か前に「ハノン」を全部弾くというガムシャラな練習を数ヶ月
取り入れたけれど、確かに色々な曲で効果が出ていると思う。
今は必要に応じて練習した方が効果的だと思っている。