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バトンタッチ

午前中は歯医者へ。今年は雪が少なく歩くのもラクです。
あと1回の通院で終わる事を祈っているのですが、どうなることやら。
「開いてくださーい」「もっと大きく開いてください」「開けたままにしておいてください」
が続き顎は疲れるし精神的にも辛いものがありました。上下の型を取ったので今日は60分
かかり、型を取る時すごく冷たいし、呼吸が苦しくて参りました。

レッスンでは色々なタイプの生徒さんがいます。
60分レッスンしても足りないと感じる小2の男の子。「もうおしまい?」
「えっ、1時間レッスンしたのだけれど。まだ足りなかった?」「うん、まだやりたい」
レッスン教材に対して、これは嫌い、あれは好きと言う5歳の女の子。
「何が嫌いなの?」と聞いてみると、「むずかしいから」との返事。しかし、実際は
難しいからではなく、絵がないとか、楽譜が可愛くないとかそんな事かも知れません。
初期の段階で音をつなげて弾く事ができるようになるまで時間がかかります。
手の形が悪いと駄目ですし、右手だけのレガート、両手のレガートと根気が要ります。
私は音をつなげる事を「バトンタッチ」と言っていますが、レッスンもバトンタッチの
ようなものなのだと思います。
「このれんしゅう、いつまでやるの?もうつかれたなぁ」
「はい、またこのつぎね。きょうは、ここまで」

あともう少しで出来そうになると、子供は何度も弾きたがります。そして、出来るようになったら
得意気な顔を見せてくれる事でしょう。ガンバレ!

みかこ