ありがとうミッキー

 

昨日、レッドバック・ホワイトミッキマウス・プラティの母である「ミッキー」が死んだ。
ミッキーが初めて朝ごはんを食べなかったので覚悟はしていたのだけれど、レッスン前には
まだ泳いでいた。お昼頃、鏡台から振り向くと、やはり一番近い後ろでミッキーが見ていた。
パソコンに向かっている時はパソコンの後ろに居る事が多かった。
魚を観察しているのは我々の方だと思っていたが、最近になって、そうではなかった事に
気がついた。彼らもまた水槽から我々を観察しているのだ。

左は昨年の2月9日の写真。我が家に到着して、すぐに子供を10匹生んだ。
この頃は小柄だったミッキー。一般的にメスは出産の度に身体が大きくなるのだけれど
ミッキーはこの後、更に小柄になっていった。それが、昨年、子供のメス3匹が先立った頃から
何故かミッキーは身体が大きくなった。
右は、先日3月3日の写真。身体は痩せているけれど以前より身体が大きくなっているのが
分かる。死期が近づくと、グッピーは身体が白くなっていくのだが、プラティの場合は、よく分からない。ただ、ミッキーは他のプラティより真っ白だった。

昨日、3月8日は午後から9レッスンが入っていたが、夕方に少し休憩時間があったので
水槽を見に行った。ミッキーが泳いでいない。どこに居るのだろうと捜すと水槽の隅で動かなく
なっていた。はじめさんは仕事に忙殺されていて気がつかなかったようだ。流石に号泣はしなく
なったけれど、涙が溢れてきた。鏡台から振り返った時が最後のお別れだったとは…
まさかその日のうちに….静かに、ひっそりとというところがミッキーらしい。
魚にどれくらいの頭脳があるのか分からないけれど、ミッキーはしたたかで頭が良かった。
60センチ水槽のレッドバックは一時期数匹しか居なかったのだが、健康体のミッキーが
子供を残してくれた。「やっほ~」はミッキーにそっくりでフィンが丸く優しい感じがする。
はじめさんは、やっほ~とミッキーの区別が付かないほど似ているという。

縁があって我が家に来てくれて良かった。
短い間だったけれど、たくさんの想い出をありがとう。

みかこ