Categories: ピアノ piano

小樽 地獄坂

この春、教室から高校に進学する生徒さんは2人。
2人とも小学校6年生頃から始めたので、キャリアは他の生徒さんより浅い。
以前から高校に行ってもピアノは続けると言っていたが、心配した後輩の生徒さんが
1人の先輩に聞いたところ「ピアノは大人になっても続ける」と語ったのだそうだ。

受験が終わって、ようやく教室にやってきた生徒さんから聞いたのが
懐かしい響きの「地獄坂」である。すっかり忘れていたのだが思い出した。
幼少の頃、祖父母が少しの間、小樽に住んでいた事があり、「地獄坂」という
きつい坂を登って祖父母の家に遊びに行った。暑い日などは、この坂を登るのは
息が切れて大変だった。
そうなのか….。あの坂のそばに高校があったのを思い出した。

調べてみると、「地獄坂」とは実在する坂の通称。
大正11年に小樽商高に入学した小説家の伊藤 聖の「若い詩人の肖像」の
中に「学生たちは20分あまりかかる急な長い坂をのぼって登校した。
彼等はその坂を地獄坂と言った」とあるそうな。

もともと小樽は坂の街。自転車を持っていてもあまり役に立たない事で有名だ。
私も高校の頃、坂を登りきって校舎に着いて、4階まで駆け上がったり、
授業が終わって、ピアノの先生のお宅が在るきつい坂を何度も登ったものだ。
はじめさんが北海道に来る時、小樽に住む予定だったけれど、坂が多いのが理由でやめたのだ。
余市は住みやすく、家を建てて正解だったと思う。ただ芸術に疎すぎるところが玉に瑕である。

みかこ

View Comments

  • 小樽・・・といえば、天狗山?!だったかな~坂の上の方のユースホステルに泊まった事があります。
    積丹半島に行く時や、それ以外でもよく小樽に寄っていましたね。美味しいケーキ屋さんや珈琲店・・・。
    懐かしい~。

  • sing a pianoさん、こんにちは!
    いつもありがとうございます。
    天狗山もご存知とは、本当に北海道通ですね。
    小樽の人気はレトロなところでしょうか?
    美味しいケーキと芳しいコーヒー。
    函館も、ちょっと似ているかも知れませんね。
    また、遊びにいらしてください。