子供のやる気は、大人が想像している以上に凄いものだと思う。それは、こちらがその子を認めることだったり、チャレンジしてもらう事により、発揮されるようだ。何事にもチャレンジ精神が強いMちゃんは、組曲から6曲を弾くと言い、閉会のご挨拶も担当。数年前にも同じ曲集を演奏したが、かなり弾ける生徒さんでも、こんなには担当できなかった。
実際、練習してみると、大変だという事よりピアノが好きだから弾きたいという気持ちが伝わってくる。それでも全部は弾けていないので、発破をかけると、Mちゃんは「気合だ。気合が足りない。この次は、もっと気合を入れて弾いてきます!」と断言。ん、だんだん私に似てきているような…。
先日、弾いた「月光ソナタ」では、それぞれの楽章の個性が発揮され優れた名曲になっていると思うと感想を述べてから演奏したけれど、第3楽章のような激烈な曲を弾いてみたいという生徒さんが多かった。私も、この激烈さが好き。中学の時、音楽の授業で聴いて憧れたものだ。