いつか迎える最後のレッスン

発表会を終えると、発表会を区切りに辞める生徒さんが出るのは複雑な心境になる。先日は突然告げられ、反省会も無しになり、パタリとレッスンが出来なくなるのは本当に悲しいものだ…。そして、今日も最後のレッスンを迎える生徒さんとお別れがあった。最後のレッスンなのに、感想文は書いてこない。楽譜も持ってこない。じゃあ発表会に弾いた曲を心を込めて弾いて聞かせてというと、冒頭の音を忘れている…!それでも、一生懸命に思い出して、スラスラと弾き終えると、スッキリとした表情になった。忘れないようにして時々は弾いてね。と言うと、元気よく「はいっ!」。最後のレッスンが出来た事に感謝だ。玄関で何度も何度もこちらを見る。ドアを閉める時もチラっと見ていた。当たり前のようにレッスンが続くわけではない。ある日、突然お別れがやってくる。それでも、最後のレッスンが出来た事は幸いだった。

めっきりと涼しくなったので夕食は「スンドゥブ」。新しい事にチャレンジしようと思い立って、前に進むべきか否か、迷っている。そして、今日は思い切って前に進んでみようと小さい一歩を踏み出した。どうなるかは、まだ分からない。それでも、まだまだ自分には伸びしろがあると思っている。自分でも自分の行動力に驚く事が度々あるが、思い立ったら、じっと待っているのが出来ない性分だ。来週の半ばになったら、見えてくると思う。

みかこ