叔父の転院で、お昼に渓仁会に到着。叔父は一刻も早く病院を出たいという気持ちで、叔母が精算を行っている間に看護師さんの指示を聞かずに車椅子に乗り、自分の膝にスーツケースを乗せてエレベーターで階下に行こうとしている。全くもって病人らしくない!看護師さんも困って、私に大事な書類を渡して私が説明を受けた。そして、叔母の替わりに「お世話になりました」と挨拶してきた。
叔父は病院に居る間は、薬の副作用で食べ物を受け付けなくて吐いてばかりいたので、10キロも痩せていた。フリードに乗ると安心したのか、お腹が空いたと言って、叔母が作った「おにぎりランチ」を美味しそうに食べていた。筋子とウニの贅沢なおにぎりを我々も頂いて、まるでピクニックのような感じであった。
それにしても、明細書を見てたまげました。手術費だけで軽く3百万を超えていた!合計金額は、なんと1千万ですよ!!!それで支払った金額は4万円だという。これが一般の人だったら、1割~3割負担になるのだから、恐ろしいです。
余市の病院へ無事に転院して、叔母を送った、帰宅すると夕方。すぐにグループレッスンがあって慌ただしかった。
フラットが6個付く黒鍵の曲を連弾。両方のパートを弾く。生徒さん同士で弾くのは発表会でも取り上げましたが、これからも積極的にグループレッスンでもやろうと思います。
こちらは「ピアノのための物語」。私が読み上げて、生徒さんが登場する動物や、言動に効果音を入れて演奏します。フィンランドの楽譜では、このような指導が多いです。
穏やかな「月の光」。とても繊細な音楽。透明感のある音で美しく、響きを聴きながら演奏。
空間に音を解き放つ。弱い音を弾いて鍵盤から手を離すときは、これも「スオミ」で「うらめしや~」の手でと言うと、子供たちが喜んで真似をする。このあたりの発想が日本の音楽教育とは、だいぶ違うので音大を出た先生方はカルチャーショックを受けていた事を思い出す。私もその1人だ。