昨年の今頃、産卵箱の中で生まれたプラティの稚魚の中に奇形の子が居た。背骨が曲がっているため横を向いている状態で、死んでいるように見えた。時々トントンとノックすると、起きるようになった。このように生まれた子は、間もなく死んでしまったけれど、ブッキーは逞しく育った。我が家のミッキーマウス・プラティは、レッドバックなのに、ブッキーはホワイトミッキーマウスなのだ。
左は4月1日に撮影したもの。中央の上の方にブッキーが泳いでいる。他のプラティと違って長い時間は泳げない。ご飯の時に必死になって泳ぐのだ。右は先日撮影したもの。泳ぎ疲れたら、この場所でご飯が舞って来るのを捕らえているようだ。自然界では、もっと大変だと思うが、我が家の60センチ水槽の中でも生き抜くのは大変な事だと思う。お腹が満足したら、アイビーの葉の上で休んでいる事が多い。
ブッキーの子かどうかは、わからないけれどブッキーとそっくりな子が2匹と、ミッキーマークの無い、真っ白なプラティが1匹居る。レッドバックの中では、けっこう目立つ存在だ。既にブッキーより大きい。フィンの形も丸い子やヨットの帆のような子と、それぞれに個性があって面白い。昨年の今頃は数匹だけだったが、今はちょっと多いくらい。ただサイズの小さい子が多い。長老のハイフィン・レッドバックの「ライオン」は身体が大きくカリスマ的な存在で悠々と泳いでいる。