シベリウスの里を訪ねる旅/想い出のアルバム3

1996年2月9日の午前中は皆でヘルシンキ市内観光をしました。電車に乗って街を歩きます。雪はあまりないのですが、毎日寒くて、外に出るには覚悟が要りました。添乗員さんの奥様がたくさん買ってきてというフィンランドのブランド「アーリッカ」で私たちもお土産をいっぱい買いました。木のアクセサリーがとても可愛くて、暖かい感じが好きです。生徒さんには、まだ日本では発売されていない「キシリトール」のムーミンガムを、はじめさんはムーミンのネクタイをゲットしました。このネクタイをして先生のお宅へ行くと張り切っていました。

左はシベリウスもよく来ていたというレストラン。素敵なお店でランチタイム。添乗員さんがビール好きで私たちも釣られてKOFFを飲んでいました。ラップランドのビールも美味しかったです。トナカイのお肉にマッシュルームが山盛り。ベリーが添えられているのがグッド。

強烈な寒さに海が凍っていてカモさんたちも寒そう。ひゃ~寒っ。

中央は大聖堂。右はマーケット広場。この後、楽譜とカンテレを見に行きたくて私たち2人は添乗員さんとファッツェル・ミュージックへ行きました。フィンランドの「スオミ・ピアノ・スクール」全4巻と他にも幾つか買って、カンテレは船便で届けてもらえるように添乗員さんが手続きしてくれて大助かりでした。夜は、いよいよフィンランディアホールで舘野先生のピアノリサイタル。出かける前にストックマンデパートでパンなどを買いました。

フィンランディアホール。写真がこれしかありません…。とても立派で大きなホールでした。会場に着くと、なんと私たちはご招待席だったのです。特等席で「舘野 泉リサイタル」を堪能させて頂きました。この日、ノリノリだった舘野先生はアンコールの時、これでもうおしまいという合図でファリャの「火祭りの踊り」を最後に演奏してくださいました。コンサートは大成功でした。打ち上げは先生が「フィンランドで一番のレストラン”サヴォイ”を予約しているから」とおっしゃって、タクシーで移動しました。先生にヤンネの隣にはじめさん、私は奥様のマリアさんの横の席に座るようにとの事で英会話が苦手な私は、あまりマリアさんの質問に答えられませんでした。「ムーミン」の発音が出来なくて何度もやり直しをさせられたら、ヤンネが助けてくれました。食前酒のワイン、お料理、そして赤ワインが素晴らしく美味しかったです。こんな一流のレストランで食事をする事、ましてや舘野先生とご一緒になんて、なかなか出来る事ではありません。贅沢なひとときを過ごしました。ただ、お財布の中が心配でした。2人で35,000円でした。なかなか出来る食事ではありません。そして、スカートがきつくなってきました。

みかこ