1週間程、執筆作業から解放されて、講義を受けたり、リサーチしたり、本を読んだりしていました。
今日あたりから、にわかに忙しくなってきました。新しい案件に取り組む時は、新しい曲を勉強するようなもので、一通りマニュアルを読んで、流れを把握してから作業に入ります。極めて根気が要る!分からないことも多いけれど、家にはプロが居るので教えてもらいながら悪戦苦闘しています。
中学の時、何故が親がタイプライターを買ってくれて、これで英文を打つのが好きでした。パチパチ打ちながら悦に入っていました。(笑)
珠算も好きでしたし、指先を動かすのがやはり好きなのだなぁと思います。ピアノは指先のタッチで音を紡ぎ出していくという技術が要ります。シューベルトの90-3は何度も弾きかけては完成させたことがない曲でした。和声が移ろい行くのを目を閉じながら、ひたすら聴き、繊細なタッチで奏でる。時には力強く。もしかすると、ベートーヴェンよりも哲学的なのかもと思う。31歳という若さで亡くなったのが信じられないほど、深い。
ピアノの演奏も執筆も共通性がある。オリジナリティが求められることだ。誰でも書ける記事は要らないと言われる厳しい世界だと思う。今日は、実績がほんの少し認められて明るい気持ちになった。