朝晩の気温が低く、まだストーブを付けています。
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ここのところ、ちょっとスランプ!?状態のKちゃん。あんなに張り切っていたのに、どうしたのだろうと思っていたら、お母さんがおめでたで最近はKちゃんのピアノの練習にあまりつき合えないからだとわかりました。
先週は「ピアノはむずかしいからいやだ」と言っていましたが、今日は「指をくぐす」技を覚えて上機嫌でした。指をくぐすことができると音階が弾けるようになることを説明すると、「そうなんだ!」と目を輝かせていました。
おうちランチは昨夜の残りのカレー。特売で買った辛そうなパッケージの「バリ辛」というカレーは我が家にとってはちっとも辛くはありませんので、辛みを足して食べています。
プリプリの海老シューマイも美味しかったです。
買い物以外はあまり外へ出ないけれど、土曜の午後にたっぷりと本を読んだりピアノを弾けるのは幸せです。
U先生のレッスンではピアノの蓋が閉まってカバーがかけられ、その上に譜面台が置かれていたので、慣れるまで楽譜を見る位置が高くて大変でした。しかも極端に音が鳴らない!
だいぶ経ってから調律師のSさんに「できるだけ音が鳴らないようにして欲しい」と頼まれていたそうで、鳴らないのは当たり前の状態だったようです。
中学生の頃は毎日3時間はピアノを練習していました。先生や親に言われてではなく、ただ単に好きでピアノに向かっていました。U先生の最初のレッスンのとき、M先生がU先生に「とにかくピアノが好きな子なんです」と伝えてくれました。
高校生の頃はピアノの練習が一気に辛いものになりました。どんなに練習していってもU先生はNO!としか言わない。まるで「トスカノーノ」のようでした。レッスンがある日は憂鬱で教室に向かうと緊張のあまりお腹が痛くなりました。
ある日、U先生に母親を連れてくるように言われましたので母がレッスンを見学したのですが、あまりの厳しさに腰を抜かしたようでした。レッスンが終わって開口一番が「もうピアノを辞めても良いんだよ」でした。(笑)
子どもが多い時代だったので競争率が高く、半端な気持ちでは音大に行けないし、M先生から預かった使命感もあったのでしょう。
あれから何年も経って、私の生徒さんがU先生に大学で指導を受けるようになって、ずいぶんとU先生も丸くなったなぁとびっくりしたものです。
U先生のレッスンは「厳しい!」しか思いつく言葉がありませんが、夕方からのレッスンでお腹が空いていると心配して時々ふとバナナの差し入れがあったりしました。
ふと「あなたの出す音は温かい音がする」と言われたことがあります。誉めてくれたのは多分このときの1回だけです。しかし、この言葉がどんなに嬉しかったことか言うまでもありません。